任天堂、公道カートレンタルの株式会社マリカーを提訴 『マリオカート』・マリオ等の著作権侵害で差止や損害賠償を請求

任天堂は、2017年2月24日に、株式会社マリカーおよびその代表取締役に対して、被告会社による「不正競争行為」および「著作権侵害行為」の差止等および上記行為から生じた損害の賠償を被告らに対して求める訴訟を、東京地方裁判所に提起しました。

この訴訟において任天堂は、次のように「不正競争行為」および「著作権侵害行為」に該当すると主張しています。

■任天堂が製造販売するレースゲームのシリーズとして広く知られる『マリオカート』の略称である「マリカー」という標章をその会社名等として使用

■公道カートをその顧客にレンタルする際に任天堂の「マリオ」等の著名なキャラクターのコスチュームを貸与等した上、そのコスチュームが写った画像や映像を同社の許諾を得ることなく宣伝・営業に利用

任天堂は、「長年の努力により築き上げてきた当社の大切な知的財産を保護するために、今後も継続して断固たる措置を講じていく所存」とコメントしたほか、一部報道では「これまでも警告していたが、誠意がみられなかったので訴訟に踏み切った」と経緯を明かしています。

一方で、今回の提訴をうけ、株式会社マリカーが発表した声明文には、「不正競争行為及び著作権侵害行為には該当しない」と反論。また、「数か月前には、任天堂の担当者様と協議及び情報交換も行い、私たちのサービスに理解を示す発言も得られていました」と協議中の矢先だったことも説明しています。

株式会社マリカーは、普通免許で運転できる一人乗りの公道カートのレンタルや、観光ツアーを提供する企業。品川や渋谷、秋葉原など複数の店舗を経営し、レンタル料金は1時間3,500円~という値段でカートを貸し出していました。また、終了後SNSにレビューを投稿すると、値引きされるなど拡散施策も実施。

※写真は株式会社マリカーのFacebookページより(一部加工)







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Pick UPs! 代表 / 編集者 / ライター / APPアナリスト。過去、ゲーム会社でマーケティング、広報、WEBプランナーなど多数のPR業務に従事。その後、Social Game Info 副編集長、Social VR Info 編集長を担当。現在は、ゲームとビジネスの観点で執筆・企画に尽力するほか、アプリデータ分析サービス「Sp!cemart」の編集長も兼務。