2017年のスマートフォン向け広告市場は8,010億円に拡大 動画広告は前年比41%増

D2Cとサイバー・コミュニケーションズは、共同で、2016年インターネット広告市場規模を独自に調査し、その推計を発表しました。

スマートフォン向け広告市場は高い成長率を維持、PC向け広告は縮小傾向

電通の『2016年 日本の広告費』では、2016年のインターネット広告媒体費は1兆378億円とされており、今回の調査では、その内訳について、スマートフォン向け広告費が62%(6,476億円)、PC向け広告費が38%(3,902億円)という割合になり、スマートフォン向け広告費が初めて6割を超えたとしています。

スマートフォン向け広告費とPC向け広告費における、2017年の市場規模は、2016年と比較して、スマートフォン向け広告費が24%増の8,010億円、PC向け広告費は8%減の3,579億円と予測されており、スマートフォン向け広告の市場規模は高い成長率を維持する一方、PC向け広告は縮小傾向にあるということです。このことから、2017年のスマートフォン向け広告費は、インターネット広告媒体費全体に対して、69%に達すると見込まれています。

2017年のビデオ(動画)広告費は前年比41%増、1,224億円に拡大

2016年のビデオ(動画)広告費は869億円で、インターネット広告媒体費全体の8.4%にあたります。前年の516億円と比較すると、68%増となることが推計されました。また、2017年は1,224億円となり、2016年より41%増と、引き続き高い成長率を示すと予測されています。

スマートフォン向けの運用型広告費は、インターネット広告媒体費全体の48%と最も高い割合に

インターネット広告媒体費を広告種別に見ると、運用型広告費が71%(7,383億円)、予約型広告費が15%(1,538億円)、成果報酬型広告費が14%(1,457億円)という内訳となっています。特に、運用型広告費は、スマートフォン向けが5,020億円となり、PC向け(2,363億円)を大幅に上回り、インターネット広告媒体費全体に対しても、48%と最も高い割合を占めています。

【広告種別の定義】
  • 予約型広告には、純広告、タイアップ広告、その他予約型広告(アドネットワークのうち予約型で取引されるもの等)を含む
  • 運用型広告には、検索連動型広告、ソーシャル広告、その他運用型広告(アドネットワークのうち運用型で取引されるものやDSP等)を含む
  • 成果報酬型広告には、アフィリエイト広告、リアルアフィリエイト広告、リワード広告を含む

また、2016年のスマートフォン向け広告費を広告種別に見てみると、運用型広告費が78%(5,020億円)、予約型広告費が13%(823億円)、成果報酬型広告費が10%(633億円)の順となり、予約型広告費が成果報酬型広告費を上回りました。運用型広告費については、さらに細かい種別で見てみると、検索連動型広告費が33%(2,162億円)、その他運用型広告費が31%(2,003億円)、ソーシャル型広告費が13%(854億円)となっています。


スマートフォン向け広告では、ソーシャル型広告費が最も高い成長率をマーク

インターネット広告媒体費の中で最も高い割合を占めるスマートフォン向け広告費ですが、広告種別にその成長率を見てみると、ソーシャル型広告費が前年比63%増と最も高く、次いで、予約型広告費が49%増、その他運用型広告費が30%増、検索連動型広告費が23%増、成果報酬型広告費が3%増と、おおむね高い成長率となっていることがわかりました。

 

調査概要

調査主体   : 株式会社D2C、株式会社サイバー・コミュニケーションズ(CCI)
対象期間   : 2016年1月~2016年12月
調査実施期間 : 2016年12月~2017年2月
調査方法   : インターネット媒体社へのヒアリングおよび各種データ収集・分析を実施
※インターネット広告媒体費の合計値、および運用型広告費の合計値については電通「2016年 日本の広告費」を参照しています。詳細内訳としての、デバイス別広告市場規模、広告種別・デバイス別市場規模、ビデオ(動画)広告の市場規模、予測は株式会社D2C、株式会社サイバー・コミュニケーションズ(CCI)が独自に実施した調査、推計によるものであり、電通「2016年 日本の広告費」とは関係がありません。

その他詳細はこちら。
プレスリリース 2016年インターネット広告市場規模推計調査~D2C/CCIが独自推計~