【グリー決算】前四半期比で増収増益…リリースラッシュに手応え 新作『アナザーエデン』も大ヒット 現在開発ラインは10本

グリーは、2017年4月27日(木)、2017年6月期第3四半期決算を発表しました。第3四半期連結累計期間の業績は、売上高461億3500万円(前年同期比15.0%減)、営業利益55億9000万円(同53.5%減)、経常利益71億8600万円(同35.2%減)、純利益142億6700万円(同124.0%増)となりました。

第3四半期では、売上高159億円、営業利益15億円と前四半期比で増収増益を達成。

■グリー 第3四半期(2017年1月~3月)取り組み
◆『ららマジ』配信開始(1月)
◆『武器よさらば』配信開始(3月)
◆『ソードアート・オンライン メモリー・デフラグ』(開発担当)
・世界配信を順次開始(1月)
・TVCM放映開始(2月)

グリーは、業績回復を図るべくこれまでスマートフォン向けゲームアプリの開発に注力し、当連結会計年度を「リリースラッシュ」の一年と位置付けています。

第3四半期では、アニメ界をリードするA-1 Picturesと強力タッグを組んだ、豪華声優陣が出演する音と魔法の学園RPG『ららマジ』と、大量の敵を“なぎ払う”3Dの本格豪快アクションRPG『武器よさらば』の自社IP2本をリリース。両作品ともリリースと同時に、App StoreセールスランキングでTOP50入りを果たし、ユーザーレビューも高評価を記録しました。

▲グリー 2017年6月期第3四半期 決算説明会資料より

ネイティブゲームのコイン消費は国内で増加したものの、海外は既存タイトルの減衰により、ネイティブゲーム全体のコイン消費は前年同期比で減少。また、利益率の高いウェブゲームのコイン消費も前年同期比で減少しました。

また、第3四半期連結累計期間において為替相場が円安に推移したことにより為替差益を計上し、投資有価証券を売却 したことにより投資有価証券売却益を計上。さらに、子会社株式の譲渡に伴い過去に計上した関係会社株式 評価損や貸倒引当金繰入額が税務上認容される見込みとなり、法人税等が減少しました。

▲グリー 2017年6月期第3四半期 決算説明会資料より

第3四半期の業績には含まれませんが、2017年4月リリースの新作アプリ『アナザーエデン 時空を超える猫』がスマッシュヒットを記録しました。本作は、『クロノ・トリガー』に携わっていた豪華スタッフが集結して作られた、シングルプレイ専用スマートフォンRPG。

過度なイベント・キャンペーン施策を行わず、純粋にシングルプレイを楽しめる、コンシューマRPGに限りなく近いゲーム仕様として、ユーザーから高評価を得ています。マネタイズは、キャラクターを手に入れるガチャやバトルに負けてしまったときのコンティニューぐらい。ユーザーの腕前次第では、無課金でもエンディングを迎えられるなど、課金に重きを置いていないにも関わらず、App Storeのセールスランキングで早々にTOP10入りを果たしました。

今後のアップデート次第で、ランキングの推移は落ち着きを見せると思いますが、何よりもゲームの面白さがユーザーに明確に伝わったところを見ると、次の一手でさらなる山を作ることも可能でしょう。

そのほか、第4四半期以降には自社IP1本、他社IP9本と、計10本の開発パイプラインが進行中です。

▲グリー 2017年6月期第3四半期 決算説明会資料より

■グリー 開発中の主なタイトル
◆『SINoALICE』
– ヨコオタロウ氏の完全新作スマホゲームをスクウェア・エニックスと共同開発
◆『AKB48ステージファイター2 バトルフェスティバル』
– 『AKB48ステージファイター』(配信グリー)の新作スマホゲーム、
◆『戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED』
– アニメ「戦姫絶唱シンフォギア」シリーズの世界を忠実に再現したRPG
◆『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか〜メモリア・フレーゼ〜』
– 原作本シリーズ累計売上700万部突破、大人気TVアニメを本格スマホゲーム化
◆『LibraryCross∞』
– 完全新作とオトメイトの人気キャラたちがオールスターで登場する恋愛パズルRPG