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【コーエーテクモHD決算】7期連続の増益達成 100万本突破の『仁王』やデジタルビジネスの売上比率の上昇など

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コーエーテクモホールディングスは、2017年4月27日(木)、2017年3月期決算を発表しました。同社グループの当期業績は、売上高370億3400万円 (前年同期比3.4%減)、営業利益87億8100万円(同20.7%減)、経常利益152億1100万円(同 3.5%減)、純利益は116億2400万円(同7.1%増)となりました。

経営統合以来7期連続の増益を達成。

▲コーエーテクモホールディングス 2017年3月期決算資料より

 

■コーエーテクモホールディングス 第4四半期(2017年1月~3月)取り組み
◆スマートフォンアプリ市場でヒット作を見出す新ブランド「midas」創設
◆「シブサワ・コウ」ブランド
・PC/PS4/PS3『三國志13 with パワーアップキット』発売(2月)
・スマフォ向け『三國志レギオン』リリース(3月)
◆「ω-Force」ブランド
・PS4/PS3/PSVita『無双☆スターズ』発売(3月)
・スマフォ向け『討鬼伝 モノノフ』リリース(3月)
◆「Team NINJA」ブランド
・PS4『仁王』発売(2月)
・PS4/PS3/Xbox One/Steam『DEAD OR ALIVE 5 Last Round』発売(2月)
◆「ガスト」ブランド
・PS4/PSVita『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣』発売(3月)
◆「ルビーパーティー」ブランド
・PSVita『遙かなる時空の中で3 Ultimate』発売

2017年2月にワールドワイドで発売した『仁王』(PS4用)は、発売から2週間で販売本数が100万本を突破し、グローバル戦略タイトルとして新規IPの立ち上げに成功しました。同じく2月にスクウェア・エニックスと共同で開発したスマートフォンゲーム『DISSIDIA FINAL FANTASY OPERA OMNIA』が国内で配信開始され、セールスランキングにおいてApp Storeで8位、Google Playで12位(出典:App Annie)に入るなど好調に推移。

▲『仁王』公式サイトより ©コーエーテクモゲームス All rights reserved.

 

一方、エンタテインメント事業において複数タイトルの発売及び配信開始時期が翌期へ延期となり、売上高と営業利益が前年を下回りました。有価証券売却益の増加により営業外損益は好調に推移し、前年を上回りました。

このほか、イベント事業では「ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ Featuring至誠館高校Op.2」や、立体映像技術を用いたバーチャルライブを開催し、来場者数の合計は8万人となり、前年同期から33%伸長したこともトピックスです。

同社は、2017年度3月期の反省として、「発売・配信の遅れ」「販売本数の計画未達」を挙げています。前者は品質納期コストの管理徹底をはじめ、開発承認プロセスの改善に努め、後者は市場の実体に即した計画立案とデジタルプロモーションの強化で対応していくとのこと。一方で開発の活性化として、若手社員の活躍を推進することも行うようです。

2018年度3月期の経営方針では、「IPの創造と展開」を掲げています。これまでも同社では、各種施策に取り組んでいます。今期はブランドとIPを経営の主軸に据え、5つのブランド別の組織体制へ移行し、各ブランドの特徴を活かした「IPの創造と展開」を積極的に推進し、グループ全体の企業価値向上に取り組んでいくという。

幸いにして今期は「テクモ50周年」「ω-Force20周年」「アトリエ20周年」と、 重要な節目を迎え、様々なキャンペーンを展開予定。人気シリーズの新作『信長の野望 大志』と『真・三國無双8』も発表され、新しい取り組みにも期待が持てます。

▲コーエーテクモホールディングス 2017年3月期決算資料より

 

また、デジタルビジネス(オンライン・モバイル)の売上比率が上昇し、収益に貢献しています。コンシューマタイトルのダウンロードタイトルとしては、『DEAD OR ALIVE 5 Last Round』の基本無料版が累計800万ダウンロードを突破し、さらに『DEAD OR ALIVE Xtreme 3』のVR対応モードを配信するなど、有料コンテンツも順調な販売を継続。

そしてグローバル展開では、新作スマフォゲーム『真・三國無双 斬』(提供:ネクソン)が台湾・香港・韓国のセールスランキングでTOP10入りを果たしました。一部の国では直近首位を獲得するなど大ヒットを記録しています。配信・開発会社は異なるため、コーエーテクモホールディングスの収益分配は不明ですが、今期のデジタルビジネスの売上にも関係していきそうです。なお、日本でもサービス開始予定。

▲コーエーテクモホールディングス 2017年3月期決算資料より

▲コーエーテクモホールディングス 2017年3月期決算資料より

▲コーエーテクモホールディングス 2017年3月期決算資料より

 

 

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PickUPs!編集部

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ゲーム業界の「今」を伝える企画/執筆チームです。WEB・紙面問わず、ゲームをはじめとするエンターテインメント分野で記事・企画を手掛けてまいります。

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