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【ガンホー決算】『パズドラ』売上減もMAUは堅調に推移 北米でスマッシュヒット中『LET IT DIE』の挑戦

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ガンホー・オンライン・エンターテイメント(以下、ガンホー)は、2017年4月28日(金)、2017年12月期第1四半期決算を発表しました。第1四半期は、売上高257億2300万円(前年同期比18.9%減)、営業利益101億3400万円(前年同期比28.3%減)、経常利益100億2200万円(前年同期比28.2%減)、純利益60億7500万円(前年同期比33.9%減)となりました。

▲ガンホー 2017年12月期第1四半期 決算説明会資料より

 

■ガンホー 第1四半期(2017年1月~3月)取り組み
◆「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC」のグローバルスポンサーに決定(1月)
◆千葉ロッテマリーンズとユニフォームスポンサー契約を締結(2月)
◆「ガンホーフェスティバル2017 全国ツアー」を開催(3月)
◆『パズル&ドラゴンズ』
・動画アプリ「パズドラTV」をAmazon Fire TVで提供開始(1月)
・嵐を起用した新TVCM“5周年篇”を放映開始(2月)
◆PS4『LET IT DIE』リリース(2月)
◆TVアニメ『パズドラクロス』
・「パズドラクロス in サンリオピューロランド」(3月)

第1四半期は、主力ゲームである『パズル&ドラゴンズ(以下『パズドラ』)』の売上高が減少したことから、前年同期比で減収に。2017年2月20日で5周年を迎えた『パズドラ』は、5周年を記念したイベント等を実施し たことからMAUは堅調に推移し、3月19日には国内累計4,500万ダウンロードを突破。

▲2017年12月期第1四半期連結業績 補足資料より

 

基本は『パズドラ』、『パズドラレーダー』をメインストリームとして、事業を伸ばしていくとのことですが、そこからスピンオフの作品として、昨年発売した3DS向け『パズドラクロス』、そして玩具の展開、TVアニメなど、『パズドラ』の様々な他ジャンルという形で作品を今後も増やしていくようです。決算説明会で代表の森下一喜氏は「ゲームのみならず、 国民的キャラクターとして愛されるブランドに成長させていきたい」と語っていました。なお、今後『パズドラ』では、3つの新しい施策が導入予定です。

1.3人マルチプレイ(『パズドラ』)
2.トレード機能(『パズドラ』)
3.対戦モード(『パズドラレーダー』)

3人マルチプレイでは、新協力プレイモードの位置付けとなるようです。今まではマルチプレイの相手とリーダーモンスターを設定するというリーダー縛りがありましたが、このリーダー縛りを無くして、自分の好きなチーム編成で他のプレイヤーと一緒にマルチプレイができるようになるとのことです。

トレード機能は、ダンジョンキャラに限定してプレイヤー同士がモンスターを交換できる機能。ガチャなどで手に入れたモンスターはトレード出来ないとのこと。

最後に『パズドラレーダー』に対戦モードを実装。これはリアルタイムでパズルアクションを使った対戦ゲーム。対戦プレイで得られたポイントを使って本編の『パズドラ』に連動させることもできるようにするという。この大きな3つの施策で、休眠ユーザーの掘り起こしに努めていくようです。

そのほか、2017年2月10日で3周年を迎えたスマートフォン向け新世代ボ ードゲーム『サモンズボード』は、引き続き多くのユーザーに遊ばれて、3月1日に500万ダ ウンロードを突破。さらに、パートナーパブリッシングタイトルとしてサービスを提供しているスマー トフォン向けゲーム『ディズニー マジックキングダムズ』も着実にユーザー数を伸ばし、4月13日に200万ダウンロードを突破しました。

▲ガンホー 2017年12月期第1四半期 決算説明会資料より

 

■新規価値の創造…北米でスマッシュヒット中『LET IT DIE』の挑戦

『パズドラ』売上減のなか、同社では「新規価値の創造」に向け、グローバル配信を前提とした新作ゲームの開発及び配信と、既存ゲームのMAU(Monthly Active User:月に1回以上ゲームにログインしている利用者)の維持・拡大に向けた取り組みに注力。

新作ゲームでは、2016年12月3日に北米・欧州へ配信を開始したPS4向けオンラインアクションゲーム『LET IT DIE』を2017年2月2日より日本・アジアへ配信を開始し、全世界累計で200万ダウンロードを記録。なお、ダウンロードの多くを占めるのは北米市場とのこと。その反響を受けて3月27日よりアメリカでテレビCMを開始し、さらなるユーザー数を伸ばしているようです。さらに、3月30日からは繁体字中国語及び韓国語に対応する等、さらなるユーザー層の拡大に向けた取り組みを展開。

『LET IT DIE』は逐次アップデートやイベント・キャンペーンを行い、Free to Playの収益構造として、長期的な運営ができるタイトルとして成長させていくという。

▲ガンホー 2017年12月期第1四半期 決算説明会資料より

 

今後のゲーム開発と方針では、前四半期の決算説明会でも説明があったように、同社ではユニバーサルデ ザインのゲーム開発に注力して、積極的なグローバル配信を展開。言わば、ジャパンファーストではなく、最初から世界市場を見据えた開発・展開を考えていくという方針です。その取り組みの第1弾が『LET IT DIE』。

▲ガンホー 2017年12月期第1四半期 決算説明会資料より

 

ちなみに現在の開発部門では、自社開発のオリジナルタイトルに特化しているとのこと。これまで同社は、『ラグナロクオンライン』や『パズドラ』など、大ヒットオリジナルタイトルを生み出してきました。自社IPのヒットは、並大抵のことではありませんが、会社の長期的な成長にとって最も重要なことでもあり、同社は大きなひとつのミッションとして掲げています。

また、パートナー・パブリッシング部門では、引き続き自社ではなく他社のIPまたは他社が開発したタイトルを運営。 自社開発とパートナー・パブリッシング、ガンホーはこの2つの軸で展開していきます。

なお、新作のパイプラインは10本。モバイル端末向け、コンシューマ向け、VR等新分野向けなど、マルチプラットフォームに展開していくほか、新ハード向けの開発も行っていくという。

▲ガンホー 2017年12月期第1四半期 決算説明会資料より

 

 

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PickUPs!編集部

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ゲーム業界の「今」を伝える企画/執筆チームです。WEB・紙面問わず、ゲームをはじめとするエンターテインメント分野で記事・企画を手掛けてまいります。

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