「クオリティが高いだけでは難しい」…モバイルゲームでも高みを目指すネクソン、次の一手

ネクソンが次に仕掛けるモバイルゲーム

▲平成29年12月期第2四半期決算説明資料より抜粋

野生の地:Durango

同作は、恐竜が生息する原始的な異世界「Durango」を舞台にしたモバイルMMORPG。「Durango」に突然ワープしたプレイヤーたちは、自然豊かな環境下にて生き残るために、ワープ時に現代から混入した道具やテクノロジーを駆使し、未開の地のパイオニアとなるべく、危険が溢れる荒野の探検や農耕を行うことで、コミュニティーを発展させていきます。コミュニティーの発展には、ゲーム内環境及びその他プレイヤーとどう関わりを持つかが、大きなポイント。

未開拓の土地で、プレイヤーたちは肉食恐竜から生き残り、かつ繁栄を目指して協力します。コミュニティーを発展させるべく土地の活用方法を習得したり、さらには戦闘用の防具や様々な道具を作り出すことも可能です。

同作は、探索するための無限のロケーションを広大なオープンワールドに設置させ、ゲーム内の世界を構築することができる革新的なシステムを採用。本システムによりプレイヤーは、ゲーム内で様々な発見をしたり、探索をすることが可能になります。また、プレイヤーは土地を植民地化したり、資源が豊富な島や恐竜が多数存在する島等、多数の未知の島を探検することが可能です。

筆者は、韓国最大のゲームショウ「G-STAR2015」で初めて遊んでから、ずっと恋い焦がれているタイトルです。韓国では2017年サービス開始予定ですが、日本でのサービス開始は未定。

 

Tree of Savior:Mobile Remake

人気 PC オンラインゲーム『Tree of Savior』を題材としたモバイルMMORPG。PC版は、古き良きオンラインゲームを彷彿とさせる、簡単操作と2Dグラフィックを採用したタイトルとして、2016年9月に日本でサービス開始。モバイル版では、操作性や UI(ユーザーインターフェイス)など、モバイルに最適化されたシステムが豊富に盛り込まれています。

2017年2月には、ネクソンの連結子会社である NEXON Korea Corporationが、IMC GAMESと同社が開発を手掛ける『Tree of Savior:Mobile Remake』のグローバルパブリッシング契約(中華圏を除く)を締結しました。

具体的な配信時期は未定ですが、童話をモチーフにした世界観や温かみのあるキャラクターデザインには、絶賛提供中のPC版を反響を見ていても日本ユーザーからの支持は厚い。

 

ファイナルファンタジーXI リブート

スクウェア・エニックスが提供するMMORPG『ファイナルファンタジーXI』のモバイル版もネクソンが開発中。タッチインターフェイスに最適化された戦闘は、ジョブシステムや連携・チェーンなどの『ファイナルファンタジーXI』の基本システムに更なる改良を加え、よりスピーディ且つ遊びやすく進化しているという。

また、パーティ編成を改良したシステムやソロプレイが充実するシステムの強化など、様々なプレイスタイルに合わせて気軽に楽しめるものを目指しているほか、多様な条件によって発生するダイナミックなイベントによる、モバイルならではのリアリティのある世界を提供。

なお、配信時期や詳細なゲーム概要については、まだ明かされていません。

 

GIGANT SHOCK

『Gigant Shock』は、様々ななスキルを持つキャラクターを使い、戦略的にパーティを構成して巨大なモンスターを攻略するアクションRPG。シンプルな操作性ながら、プレイヤー自身が操作をすることで熟練度が上がり、爽快感を味わえます。シングルプレイモードとPVPモードに加え、最大3人でのリアルタイムマルチプレイが可能という。

同作を手掛けるCarbon Eyed は、Eyedentity Games の元CEOで、かつ NHN Entertainment及びNHN USAの代表取締役社長としてその成長をリードしたイ・ウンサン氏が2014年に創業したゲーム開発会社。LINEの大人気ゲームである『LINE POP』を主導した有力なゲーム開発者をはじめとする、才能豊かなメンバーが揃っているのが特徴です。

配信時期は未定ですが、日本のミドルコア層に訴求したゲームデザインとして注目を集めそうです。


本稿では、すでに海外でリリースされている作品などは割愛し、上記の4本をピックアップ。

ネクソンは、韓国の開発会社はもとより、世界中の有力デベロッパーとの協業、子会社化を経て、良質なコンテンツの量産体制を築き上げています。ターゲットユーザー層も多岐にわたり、バラエティに富んだジャンル群を保有しているのも強みです。

ゲームのクオリティは高水準を保っているため、あとは海外から生まれたコンテンツを、徹底したローカライズ・カルチャライズを経て日本ユーザー向けに提供しなければなりません。その手腕は、『HIT』の事例でも証明済みです。

[掲載情報]韓国発の『HIT』が日本で大ヒット 間口を広げるためにネクソンが行ったカルチャライズとは

ネクソンが提供するモバイルゲーム、そのヒットの打率に注目していきましょう。







ABOUTこの記事をかいた人

Pick UPs! 代表 / 編集者 / ライター / APPアナリスト。過去、ゲーム会社でマーケティング、広報、WEBプランナーなど多数のPR業務に従事。その後、Social Game Info 副編集長、Social VR Info 編集長を担当。現在は、ゲームとビジネスの観点で執筆・企画に尽力するほか、アプリデータ分析サービス「Sp!cemart」の編集長も兼務。