モバイルファクトリー 2019年12月期 第1四半期:広告投資を抑制しつつも駅メモで過去最高のDAUを記録

【Topics】
■ 周年記念イベントの反動で前四半期比では減収
■ 広告投資を抑制しつつも『駅メモ!』で過去最高のDAUを記録
■ 1Q時点で進捗率50%前後。引き続き効率的なプロモ施策を実施
 

【決算概要】

株式会社モバイルファクトリーは4月19日に2019年12月期第1四半期の決算を発表した。第1四半期の連結業績(2019年1月1日~3月31日)は、売上高7億6,112万円(前年同期比32.1%増)、営業利益2億3,831万円(前年同期比75.4%増)、経常利益2億3,855万円(前年同期比76.0%増)、純利益1億6,585万円(前年同期比77.6%増)と大幅な増収増益を果たした。

なお、売上高は前四半期比では減少。理由は、主力タイトル『ステーションメモリーズ!』(通称:駅メモ!)が第2四半期、第4四半期に周年記念イベントがあるため、その反動となる。

(出典)2019年12月期 第1四半期 決算補足資料 p7
 

【事業状況】

スマートフォン向けの位置情報ゲームに強みを持つ同社は、『駅メモ!』で運営4年目にしてDAUが過去最高を更新するなど、強みである位置情報ゲームが収益基調を支えている。アニメ作品や他社ゲームタイトルとのコラボレーションのほか、地方の鉄道会社と共にゲームを通じた地方創生にも取り組み、継続率を重視したゲーム運営が奏功した。

(出典)2019年12月期 第1四半期 決算補足資料 p9

その結果、位置情報ゲームを含むソーシャルアプリによる売上は5億9,616万円、前年同期比60.6%増にまでなった。同社は第1四半期までの進捗としては想定通りとしている。なお、広告投資は抑制されており、その中で過去最高のDAUを達成したことは注目に値する。効率的なプロモーション戦略が功を奏したことがうかがえる。

(出典)2019年12月期 第1四半期 決算補足資料 p13

『駅メモ!』では、他社IPとのコラボイベントや兵庫県の城崎温泉キャンペーンなどを実施。同作における第1四半期の主な施策は下記の通り。

▲城崎温泉とその周辺をめぐるデジタルスタンプラリー。対象駅をコンプリートすると、城崎温泉駅運輸管理係 の鉄道むすめ「城崎このり」のでんこ(キャラクターの総称)を獲得できる。『駅メモ!』をきっかけに城崎温泉に足を運んでみて、温泉や景色を楽しむなど、新しい体験ができて良かったとユーザーから好評を得た。【期間】2019年3月23日~5月31日
▲「あつめて!全国“鉄道むすめ”巡り」のスタンプラリ ーに特別ゲストとして千葉モノレール公認キャラクタ ーのでんこ「作草部チコ」「作草部マコ」がゲストとして登場。また、『駅メモ!』のゲーム内では「あつめて!全国“鉄 道むすめ”巡り」のデジタルスタンプラリーを同時開催。【期間】2019年3月21日~2020年5月31日
▲LINE STOREにて、着せかえの販売を開始。でんこたちのイラストを使用した躍動感あふれるジャンプverとでんこたちのミニキャライラストを使用したかわいくておしゃれなミニでんこverの2種類を用意。ユーザーからはゲーム外でもでんこに会えて嬉しいと好評という。
(出典)2019年12月期 第1四半期 決算補足資料 p15

その他の位置情報連動 型ゲームの『駅奪取』においては、「宇宙戦艦ヤマト2202遙かなる旅路」とのコラボイベントの実施など、継続率に寄与するような施策を実施。なお、コンテンツサービスについては、自社で運営している各着信メロディサービスの課金会員数が緩やかに減少となっており、リソースを縮小している。

他方、新規事業であるブロックチェーンサービスは、ブロックチェーンゲームとアプリ(DApps)に特化した日本初の検索サイト「FinDApps(ファインダップス)」のベータ版をリリース。また、その他の新規DApps周辺サービスについては順次開発中とのこと。
 

【見通し】

2019年12月期の連結業績予想は、売上高15億5,800万円(前年同期比13.8%増)、営業利益4億500万円(前年同期比8.9%増)、経常利益4億500万円(前年同期比9.1%増)、純利益2億8,000万円(前年同期比9.3%増)としている。第1四半期時点で、売上高、営業利益ともに想定通りの推移を見せている。

(出典)2019年12月期 第1四半期 決算補足資料 p5

新作タイトルの発表はなく、引き続き『駅メモ!』と『駅奪取』シリーズで継続率を重視した運営に注力する。今後も継続率重視のプロモーション施策を継続し、各種コラボやイベントを実施していくとのこと。

また、ブロックチェーン関連サービスでは、DAppsでゲームを遊ぶことのできるモバイルユーザー向けアプリ『Quragé(クラゲ)』と、開発者向けのサービス『Uniqys Kit』を含む「Uniqys Network(ユニキス ネットワーク)」の開発・運営に重点を置き、利用者の拡大を図ると発表している。

(出典)2019年12月期 第1四半期 決算補足資料 p21

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