モバイルファクトリー 2019年12月期 第2四半期:5周年『駅メモ!』絶好調 DAU・売上・利益ともに過去最高を更新

【Topics】
■ 売上・利益ともに過去最高を更新。『駅メモ!』5周年施策が寄与
■ 『駅メモ!』プロモ施策はJR山手線駅全29駅の交通広告を展開
■ 上期業績予想は全て達成。今後も位置ゲームで収益拡大を目指す

 

決算概要

 株式会社モバイルファクトリーは7月19日に2019年12月期第2四半期の決算を発表した。第2四半期の連結業績(2019年1月1日~6月30日)は、売上高16億6,310万円(前年同期比21.5%増)、営業利益5億4,390万円(前年同期比46.0%増)、経常利益5億4,337万円(前年同期比46.2%増)、純利益3億4,214万円(前年同期比33.3%増)と、売上高・営業利益ともに過去最高を更新した。

 第2四半期単体で見ると、売上高9億100万円(前四半期比18.5%増)、営業利益3億500万円(前四半期比28.2%増)、経常利益3億400万円(前四半期比27.8%増)、純利益1億7,600万円(前四半期比6.3%増)と、前四半期比でも増収増益を果たした。

(出典)2019年12月期 第2四半期 決算補足資料 p10

 

事業状況

 スマートフォン向けの位置情報ゲームに強みを持つ同社は、『ステーションメモリーズ!』(通称:駅メモ!)が運営5年目にして過去最高のDAUを更新するなど、強みである位置情報ゲームが収益基調を支えている。アニメ作品や他社ゲームタイトルとのコラボレーションのほか、地方の鉄道会社と共にゲームを通じた地方創生にも取り組み、継続率を重視したゲーム運営が功を奏している。

(出典)2019年12月期 第2四半期 決算補足資料 p12

 その結果、第2四半期における位置情報ゲームの売上高は過去最高の7億4,500万円、前年同期比23.0%増にまでなった。上期業績予想については、進捗通りとして全て達成している。なお、広告費は引き続き横ばいながら、効率的なプロモーション戦略により『駅メモ!』のDAU増加に貢献している。

(出典)2019年12月期 第2四半期 決算補足資料 p15

 『駅メモ!』では、他社IPとのコラボイベントや5周年施策などを実施。同作における第2四半期の主な施策は下記の通り。

▲ゲーム内では、5周年記念セールやログイン&育成キャンペーンなど、多角的な施策を展開。結果、App Storeのセールスランキングでは、過去最高のTOP30入りを果たすことができた。【キャンペーン期間】2019年6月1日(土)~7月4日(木)
▲上記の5周年施策を開催した、2019年6月、1ヵ月の『駅メモ!』App Storeセールスランキング。サービスから5周年、オリジナルの位置情報ゲームにも関わらず、安定したランキング推移を記録しているのが分かる。 また、足元(7月)にも再びTOP30入りを果たし、その成績を継続している。

 6月1日より5周年キャンペーンを実施しているが、6月4日より「エモーション」をテーマにしたエモーショナルステップ(キャラクターの衣装)が手に入るガチャイベントを開催。エモーショナルステップを着用していると、獲得できる経験値が大幅にUPするなどの特典付きで、ユーザーの課金にも繋がり、今回のセールスランキング上昇に寄与したことが考えられる。

▲5周年を記念して、6⽉17⽇(⽉)よりJR ⼭⼿線駅全29駅に『駅メモ!』の交通広告が掲出。⼭⼿線交通広告では、各駅ごとに全て異なるデザインを採⽤。『駅メモ!』にちなんだ思い出、駅の特徴や⾖知識などの各駅ごとの「その駅らしさ」を表現したデザインが楽しめたようだ。【掲出期間】2019年6⽉17⽇(⽉)〜6⽉23⽇(⽇)

  同社にとってJR ⼭⼿線駅全29駅の交通広告は、大規模プロモーション施策の分類だろう。しかし、5周年という節目はもとより、ユーザーの通学・通勤の楽しみを創出している『駅メモ!』にとって、“駅”は切っても切り離せない存在。日頃から利用しているユーザーへの感謝の気持ちが、今回の交通広告にも表れているのではないだろうか。

▲株式会社エンバウンドの人気コンテンツ「温泉むすめ」とのコラボキャンペーンでは、日本全国の「温泉」が付く駅を対象としたデジタルスタンプラリーを実施。対象駅にチェックイン(位置登録)をし、ミッションをクリアするとゲーム内アイテムが獲得できた。【期間】2019年5月24日(金)~2020年5月24日(日)

 その他の位置情報連動型ゲームの『駅奪取』においては、コラボイベントの実施など、継続率に寄与するような施策を実施。なお、コンテンツサービスについては、自社で運営している各着信メロディサービスの課金会員数が緩やかに減少となっており、リソースを縮小している。

 他方、新規事業であるブロックチェーンサービスは、ブロックチェーンゲームとアプリ(DApps)に特化した日本初の検索サイト「FinDApps(ファインダップス)」の正式版を2019年5月にリリース。そのほか、特許出願済みである、DAppsを特定のブラウザに依存することなく、一般的なブラウザで利用可能にするモバイル署名管理サービス「Quragé Link(クラゲ リンク)」をリリース。

 

見通し
(出典)2019年12月期 第2四半期 決算補足資料 p8

 2019年12月期の連結業績予想は、売上高31億3,700万円(前年同期比5.3%増)、営業利益9億円(前年同期比6.0%増)、経常利益8億9,900万円(前年同期比6.0%増)、純利益5億8,800万円(前年同期比0.6増)としている。

 新作タイトルの発表はなく、引き続き『駅メモ!』と『駅奪取』シリーズで継続率を重視した運営に注力し、収益拡大を目指している。今後も継続率重視のプロモーション施策を継続し、各種コラボやイベントを実施していくとのこと。

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