スクエニHD 2020年3月期 第1四半期:売上高は19.1%増の533億円 FF14拡張パッケージが好調

【Topics】
■ 主力のデジタルエンタメ事業は、前期比17.5%増の売上高371億円
■ MMORPG領域で『FF14』拡張パッケージ投入で課金収入が好調に推移
■ スマホ・PCブラウザ領域は『ロマサガRS』の寄与で増収増益

 

決算概要

 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスは8月6日に2020年3月期 第1四半期(2019年4月1日~6月30日)の決算を発表した。

 第1四半期の連結業績は、売上高533億2,900万円(前年同期比19.1%増)、営業利益71億8,900万円(前年同期比85.8%増)、経常利益62億9,700万円(前年同期比13.9%減)、純利益41億2,200万円(前年同期比26.3%減)となった。

(出典)2020年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p5

 セグメント別の売上高と営業利益は以下の通り。

(出典)2020年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p6

 

事業状況
デジタルエンタテインメント事業

 デジタルエンタテインメント事業の売上高は371億6,000万(前年同期比17.5%増)、セグメント利益は76億2,200万円(前値同期比35.8%増)となった。

 家庭用ゲーム機向けタイトルにおいては、『ファイナルファンタジーX/X-2 HD リマスター』と『ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ』のNintendo Switch版・Xbox One版などを発売したことにより、前年同期比で増収、小幅な黒字転換となった。

(出典)2020年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p10

 スマートデバイス・PCブラウザなどをプラットフォームとしたコンテンツでは、2018年12月にサービスを開始した『ロマンシング サガ リ・ユニバース』が好調に推移したことから、売上高203億円と前年同期比で増収増益となった。

(出典)2020年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p13

 MMORPG(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)領域では、『ファイナルファンタジーXIV』拡張パッケージの発売に先行して課金収入が好調に推移し、売上高88億円と前年同期比で増収増益となった。

(出典)2020年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p11

 

アミューズメント事業

 アミューズメント施設の運営および業務用ゲーム機器の開発・販売を行うアミューズメント事業は、新規タイトルの発売なかったものの、店舗運営が好調に推移したことにより、売上高は108億4,500万円(前年同期比14.9%増)、セグメント利益は6億8,000万円(前年同期比226.7%増)と、増収増益となった。

(出典)2020年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p15

 

出版事業

 コミック(雑誌・単行本)およびゲーム関連書籍等を取り扱う出版事業は、売上高38億7,500万円(前年同期比57.1%増)、セグメント利益は12億7,300万円(前年同期比152.9%増)となった。マンガアプリ「マンガUP!」を含む電子書籍形式の販売が大幅に増加。また、紙媒体での販売も好調に推移し、前年同期比で増収増益となった。

(出典)2020年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p16

 

ライツ・プロパティ等事業

 ライツ・プロパティ等事業では、同社のコンテンツに関する二次的著作物の企画・制作・販売およびライセンス許諾を行っている。第1四半期では、自社コンテンツの新規キャラクターグッズの投入などがあったことから、売上高19億1,700万円(前年同期比30.3%増)、セグメント利益は1億6,000万円(前年同期比14.6%増)と、増収増益となった。

(出典)2020年3月期 第1四半期 決算説明会資料 p17

 

見通し

 2020年3月期の業績予測は、売上高2,700億円(前年同期比0.5%減)、営業利益240億円(前年同期比2.6%減)、経常利益240億円(前年同期比15.5%減)、当期純利益168億円(前年同期比13.3%減)を見込んでいる。主に中期業績⽬標の達成に向けた⾜固めと、ポスト中期業績⽬標への準備に注⼒する格好だ。

 同社における中期業績目標は、2021年3⽉期より売上⾼3,000〜4,000億円、営業利益400〜500億円を⽬指す内容だ。主にデジタルエンタテインメント事業を中心に増収増益を図る。

 2020年3月期 第2四半期では、HDゲーム領域について、Nintendo Switch/ PlayStation 4向けに新作アクションRPG『鬼ノ哭ク邦(オニノナククニ)』が2019年8月22日に発売される。同作は、『いけにえと雪のセツナ』や『ロストスフィア』を開発したTokyo RPG Factoryの最新作。そのほか、Nintendo Switch向けに『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』が2019年9月27日に発売。

 スマートデバイス・ PCブラウザゲーム領域は、開発体制・運営体制の⾒直しを実施済みで、既存IPを中心に厳選した新作タイトルをローンチしていくという。なお、第2四半期の収益寄与では、2019年7月4日にリリースされた『とある魔術の禁書目録 幻想収束』が期待される。

▲『とある魔術の禁書目録 幻想収束』の2019年7月のApp Storeセールスランキング推移。同作は「とある魔術の禁書目録(インデックス)」をはじめとした、アニメの名シーンを追体験することができる学園異能バトルRPG。App Storeのセールスランキングでは、リリース早々にTOP10入りを果たし、現在もなおランキング上位を維持している。 (出典:AppAnnie)

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