マイネット 2019年12月期 第2四半期:QonQで減収・赤字幅拡大 AI・RPAの導入でスマート運営の加速化へ

【Topics】
■ これまでの戦略が複数失敗し、前四半期比で減収・赤字幅拡大
■ 単純作業をロボットが実行し効率化。タイトルの長寿化も実現
■ 通期予想は赤字だが、今後も運営のスマート化を目指す

 

決算概要

 株式会社マイネットは、8月14日に2019年12月期 第2四半期(2019年1月1日~6月30日)の連結業績を発表した。

 第2四半期の業績は、売上高59億4,474万円(前年同期比7.4%増)、営業損失3億8,153万円の赤字(前年同期は4億2,951万円の赤字)、経常損失4億1,173万円(前年同期は4億5,813万円の赤字)、当期純損失9億819万円(前年同期は35億2,860万円の赤字)となり、増収・赤字幅縮小となった。

(出典)2019年12月期 第2四半期 決算説明会資料 p5

 第2四半期単体で見ると、売上高29億4,700万円(前四半期比1.6%減)、営業損失2億1,900万円の赤字(第1四半期は1億6,200万円の赤字)となり、減収・赤字幅拡大。原因は、これまで仕込んできた新たな戦術の失敗が挙げられる(後述)。

(出典)2019年12月期 第2四半期 決算説明会資料 p6

 

事業状況

 マイネットは、ゲームサービス事業という新たな業態をゲーム産業に確立して、事業目標である「100タイトル100チーム10年空間」を達成するため、2019年12月期は仕入範囲の拡張と仕入ペースの加速を行っていた。具体的には、現在市場に増加している赤字運営タイトル(再設計型)の買取を積極的に推し進め、第2四半期累計期間において6タイトルの運営を開始。

 しかし、6ヵ月の再設計期間を経て黒字化を目指す再設計型の再生や新機能開発などで売上伸長を狙う既存タイトル(グロスアップ)が計画と乖離する結果となった。

(出典)2019年12月期 第2四半期 決算説明会資料 p8
(出典)2019年12月期 第2四半期 決算説明会資料 p12
(出典)2019年12月期 第2四半期 決算説明会資料 p13

 一方で、その他の既存タイトルは安定的に推移しており、エンディング(サービス終了)についても、第2四半期累計期間において、計画通り6タイトルで実施。その結果、2019年6月末時点で運営タイトルは37本になった。

(出典)2019年12月期 第2四半期 決算説明会資料 p18

 また、全領域AI進化に向けたAI・RPAの開発やセキュリティ対策などのコーポレートブランディングに投資を行った。RPA(Robotic Process Automation – 認知技術を活用した業務の効率化・自動化の取組み)については、既に5タイトルに導入が出来ており、導入した5タイトル全てで1年以上の運営延長が決定しているなど「10年空間」の実現に向けて着々と進行しているという。

(出典)2019年12月期 第2四半期 決算説明会資料 p20
(出典)2019年12月期 第2四半期 決算説明会資料 p21

 加えて、買取時に策定した回収計画通りに進んでいない2タイトルについて、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき特別損失として減損した。

 

見通し

 2019年12月期の連結業績予想はレンジ形式で開示している。

(出典)2019年12月期 第2四半期 決算説明会資料 p22

 連結業績予想は、売上高119億4,400万円~122億4,400万円(前年同期比1.6%減~0.9%増)、営業利益7億8,100万円の赤字~6億3,100万円の赤字、経常利益8億1,800万円の赤字~6億6,800万円の赤字、純利益2,500万円の赤字~1億2,400万円(前年同期比102.7%減~86.9%減)としている。

 2019年下半期以降は、規模成長の追及から持続的利益体質へと目指す戦略にと転換し、構造改革を行っていくとしている。再設計型の獲得及びグロスアップなどのチャレンジは抑制し、データドリブンによってグロス逓減率良化と運営のスマート化を実現。

 さらに人件費、採用費、外注費などの全社コストを圧縮して収益性を高めていくとのこと。

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