ポータブルゲーミングPC「Steam Deck」発表

▲画像は公式ページより

 ゲーム配信サービス「Steam」を提供するValveは、同サービスでおなじみのゲームや機能が利用できるポータブルゲーミングPC「Steam Deck」を発表した。

 出荷はアメリカ・カナダ・ユーロ・イギリスで2021年12月、それ以外の地域では2022年を予定している。

 価格は「64GB eMMCモデル」が399ドル、「256GB NVMe SSDモデル」が529ドル、「512GB NVMe SSDモデル」が649ドルとなっている。いずれもハードの性能差はなく、差異は搭載ストレージのみ。

 本体は7インチのタッチスクリーンにタッチパッド、背面にもグリップボタンが配置されている。

詳しい仕様は以下の通り(参照:https://www.steamdeck.com/ja/)。

   

コンピューティング

プロセッサーAMD APU
CPU:Zen 2 4c/8t、2.4~3.5GHz(最大448 GFlops FP32)
GPU:8 RDNA 2 CU, 1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32)
APU power:4~15ワット
RAM16 GB LPDDR5 RAM(5500 MT/s)
ストレージ64 GB eMMC(PCIe Gen 2(1枚))
256 GB NVMe SSD(PCIe Gen 3(4枚))
512 GB高速NVMe SSD(PCIe Gen 3(4枚))
すべてのモデルに高速microSDカードスロット搭載

 プロセッサにはAMDと提携して開発したカスタムAPUを採用し、Zen2/RDNA2を搭載。RAMは現行のCS機と同等の16GBを備えている。高位モデルは高速ストレージを持ち、いずれのモデルもmicroSDカードスロットを搭載している。

 「Steam Deck」は効率化されたアーキテクチャによって、最新のAAAタイトルも動作可能なパワーを持っているようだ。

     

コントロールと入力

ゲームパッドコントロールABXYボタン
十字キー
L&Rアナログトリガー
L&Rバンパー
表示&メニューボタン
割り当て可能な4個のグリップボタン(背面ボタン)
サムスティック静電容量方式フルサイズアナログスティック(2本)
ハプティクスHDハプティクス
トラックパッド(タッチパッド)32.5mm触覚フィードバック付き角型トラックパッド(2個)
Steamコントローラと比較して55%遅延を低減
クリックの強度を設定できる感圧式
ジャイロ6軸IMU

 背面ボタンによって4つのボタンをプレイヤーの好みに合わせて割り当て可能。また、6軸IMUを採用しているため、デバイスを物理的に動かすことでエイムなどの精度を上昇させることができる。

     

ディスプレイ

解像度1280 x 800px(アスペクト比16:10)
タイプ読みやすさを追求した光学結合LCD
ディスプレイサイズ7インチ(対角)
輝度400 nit(標準)
リフレッシュレート60Hz
タッチ対応あり
センサー環境光センサー

       

接続

BluetoothBluetooth 5.0(コントローラ、アクセサリ、オーディオに対応)
Wi-Fiデュアルバンド無線Wi-Fi、2.4GHzおよび5GHz、2 x 2 MIMO、IEEE 802.11a/b/g/n/ac

 コントローラ、ヘッドセット、キーボード、マウスなど、様々なワイヤレス周辺機器との接続することで、実際にPCの様な運用することも可能。

           

オーディオ

チャンネル没入感のあるリスニング体験を実現するDSP内蔵ステレオ
マイクデュアルアレイマイク
ヘッドフォン/マイクジャック3.5mmステレオヘッドフォン/ヘッドセットジャック
デジタルDisplayPort over USB-C、標準USB-C、またはBluetooth5.0を介したマルチチャンネルオーディオ

      

電源

入力45W USB Type-C PD3.0電源
バッテリー40Whrバッテリー。2~8時間のゲームプレイ

       

拡張

microSDUHS-IはSD、SDXC、SDHCに対応
コントローラやディスプレイ
との外部接続
DisplayPort 1.4付きAltモード対応USB-C:最大8K @60Hz または 4K @120Hz、USB 3.2 Gen 2

 USB-C端子で別売りの公式ドック(詳細は後日発表される模様)と接続可能。ドックはHDMI端子などの外部ディスプレイ、有線LANポートなどをサポートする予定。

      

サイズと重量

サイズ298mm x 117mm x 49mm
重量約669グラム

 参考までに、同じく7インチのディスプレイを備えたNintendo Switch(有機ELモデル)が約420g※。ほかに、近い重さのデバイスを挙げると12.9インチ型のiPad Pro(第5世代/Wi-Fiモデル)の約682gなどがある。

※Joy-Con取り付け時

     

ソフトウェア

オペレーティングシステムSteamOS 3.0(Archベース)
デスクトップKDE Plasma

 SteamOSはSteam Deck用に最適化された新バージョンとなる。またデスクトップ環境としてKDE Plasmaを利用可能。サードパーティ製のソフトウェアや、他OSをインストールして扱うことも可能なようだ。

この記事が気に入ったら
いいね ! お願いします

Twitter で
PickUPs!編集部
PickUPs!編集部https://pickups.jp/
ゲームビジネスの最新情報をお届けします。Twitter、Facebookのフォローもお忘れなく!

PickUP !

急成長のNextNinjaが全職種積極採用! 代表・山岸氏が本気で求める人材像とは

[AD]飛躍の時を迎えつつあるNextNinjaは今、全力で新たなチャレンジャーを探している。「全職種積極採用」を掲げる組織戦略と、求める人材像とはいかなるものなのか。代表の山岸氏に直接話を聞いた。

Related Articles

リニューアル及び新サイト移行作業につき更新一時停止中

具体的な日時は調整中ですが、リニューアル及び新サイト移行作業が完了した際には、PickUPs!上でもお知らせ致します。またメールマガジンにご登録していただいた方には優先して告知致します。

Stay Connected

TOP STORIES