韓国Netmarble、第2四半期は売上高556億、営業利益16億のYoYで減収減益

 ネットマーブルジャパンは、韓国にある本社・Netmarbleの2021年第2四半期の決算を発表した。業績については、以下の通り。

【2021年第2四半期】
売上高:556億円(YoY -15.8%、QoQ +1.2%)
営業利益:16億円(YoY -80.2%、QoQ -70.1%)
当期純利益46億円(YoY -43.4%、QoQ -22.1%)

【2021年上半期累積】
売上高:1,106億円(YoY -5.8%)
営業利益:68億円(YoY -31.0%)
当期純利益:106億円(YoY -22.8%)

※第1四半期間(2021年1-6月)の累積平均為替レート 0.0964円=1ウォンをもとに換算し記載
※YoY=前年同期比、QoQ=前四半期比

 第2四半期EBITDA(償却前利益)は40億円、で、前四半期比47.9%減少し、前年同期比でも61.8%の減少。上半期の累積では118億円を記録し、前年同期比は22.7%減少となっている。第2四半期の韓国以外での売上高は、409億円と、全体売上比で74%を占めており、グローバル市場の比重は着実に拡大・維持している。

 第2四半期の業績不振について、ネットマーブルは2021年6月10日に世界5つの地域でリリースし成功を収めた、『二ノ国:Cross Worlds』の売上高の未反映と新作リリースに伴うマーケティング費及び人権費の増加に起因していると見ている。

 ネットマーブルは、下半期に大型新作『マーベル・フューチャーレボリューション』の世界同時リリースと、ソーシャルカジノゲーム企業「SpinX Games」の買収により、グローバル市場の競争力の強化を行う計画を打ち出している。

 大型最新作『マーベル・フューチャーレボリューション』は、今月8月25日に中国とベトナムを除く240か国でリリースを予定。ネットマーブルの開発子会社であるネットマーブルモンスターが開発した本作品は、ネットマーブルとマーベルの二作目のコラボレーションゲームとしてグローバルユーザーから多くの関心を集めている。

 その他にも、『セブンナイツ レボリューション』、『BTS Dream: TinyTAN House』、『Merge Kuya Island』などの大型タイトルのリリースが予定されているほか、2020年11月に韓国でリリースをした『セブンナイツ2』が、年内に中国を除いたグローバル市場でリリースされる予定だ。

 また、ネットマーブルが買収した「SpinX Games」は、グローバルモバイルソーシャルカジノゲームのジャンル第3位の企業。ソーシャルカジノゲームはグローバルユーザーが楽しめる作品として、今後のネットマーブルのカジュアルゲームのラインナップ拡大と事業競争力の強化になるものと期待されている。

(c)Netmarble Corp.
(c)LEVEL-5 Inc.
(c)MARVEL
(c)HYBE.
(c)Netmarble Neo Inc.
(c)Netmarble Monster Inc.
(c)Netmarble Nexus Inc.
(c)SpinX Games

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島中 一郎(Ichiro Shimanaka)
島中 一郎(Ichiro Shimanaka)https://www.foriio.com/16shimanaka
ライター。ゲーム・アニメ業界を中心にニュース記事の執筆、インタビュー、セミナー取材などマルチに担当。ボードゲームが趣味であり、作品のレビューや体験会のレポートを手掛けるほか、私生活で会を催すことも。無類のホラー好き。

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