21年8月の世界ゲームアプリDLトップは『My Talking Angela 2』。ハイパーカジュアルゲームが減少傾向

▲画像はSensor Tower「Top Mobile Games Worldwide for August 2021 by Downloads」より

 アメリカの調査会社Sensor Towerは、同社のブログにおいて「2021年8月 世界のモバイルゲームダウンロードトップ」を公開した。なお、本記事の数字は同社の推計によるものである。

 2021年8月はOutfit7の『My Talking Angela 2』が2,850万DLを達成し、DL数トップを獲得。内訳はインドが全体のダウンロード数の約18%を占め、ブラジルで10.4%を占めた。同作は前月のランキングで3位に位置していたが勢いは衰えず、人気を拡大した形だ。

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 第2位のTap2Playの『Fidget Toys Trading』は約2,700万DLで続く。こちらの内訳は、ブラジルが最も多く13.7%、次いでインドネシアで9.3%となった。同作はおもちゃをできるだけ良い条件で物々交換することを目指すハイパーカジュアルゲーム。

 その後ろにはGarenaのバトロワ『Garena Free Fire』、テンセントのバトロワ『PUBG Mobile』が並ぶ結果に。

 昨年同月比で見た場合、TOP10にランクインしているハイパーカジュアルゲームのタイトル数が6タイトルから4タイトルに減っているのが印象的だ。

 同ジャンルは今月9億8,430万件のDL数を記録し、今年初めて10億DLを下回った。Sensor Towerによれば、この数字は2020年11月以来の低水準だという。同社はハイパーカジュアルゲームが苦戦する状況について「App Storeで加えられたIDFAの変更が、すべてのパブリッシャーのターゲットユーザー獲得キャンペーンに影響を与えた」 と要因のひとつを挙げている。

 2021年8月はApp StoreおよびGoogle Play全体で47億DLを記録し、前年同月比で約4%の減少値となった。世界のDL数第1位は相変わらずインドで、8億2,500万件以上のDL数を記録し、世界全体の17.6%を占めた。第2位は米国で8.3%、第3位はブラジルで8.2%と続く。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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