SIE、米Bluepoint Gamesを買収。『Demon’s Souls』『ワンダと巨像』等のリマスター版で高評価を得る開発会社

 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、プレイステーションプラットフォーム向けのリメイクやリマスターで高い評価を得ているトップクラスの開発会社・Bluepoint Games(ブルーポイント・ゲームス)を買収したと発表した。買収額を含む諸条件等については非公表。

 テキサス州オースティンに拠点を置く同社は、16番目のスタジオとしてPlayStation Studiosに加入。同社はSIEと15年以上の関係があり、今後はPlayStation Studiosのタイトル開発をサポートするという。

 Bluepointはコンソールの要となるビジュアルやゲームプレイのレベルを継続的に高め、業界のなかで最も高品質なリマスターやリメイクを開発している。同社が開発に携わった最新のタイトルであり高い評価を獲得している『Demon’s Souls』はプレイステーション5(PS5)のローンチタイトルであり、2020年11月12日の発売以降、世界累計実売本数が140万本以上を記録。

 他にもプレイステーション4向けタイトルである『アンチャーテッド コレクション』や『ワンダと巨像』、『GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動』を含む多くのリマスター/リメイクタイトルを手掛けている。

 

SIE 社長 兼 CEO ジム・ライアン 氏 コメント

 Bluepointは長年に亘るSIEの素晴らしいパートナーであり、同社の持つ高い技術力はこれまでのタイトルでも発揮されています。BluepointをPlayStation Studiosに迎え入れることは私たちが誇るクリエイティブチームへの継続的な投資と育成を示すものであり、ファンの皆様に世界レベルのゲーム体験をお届けできると確信しています。

 

SIE PlayStation Studios 統括責任者 ハーマン・ハルスト 氏 コメント

 Bluepointが開発に携わり高い評価を獲得しているプレイステーションプラットフォーム向けリメイクやリマスターは唯一無二の存在であり、いずれも私たちがPlayStation Studiosに求める高いレベルのクオリティを凌駕しています。

 同社はSIEのハードウェア開発やプレイステーションプラットフォーム向けのタイトル開発に知見を有し、美しい世界観と心をつかむキャラクターが持つ芸術性を理解しています。

 Bluepointの才能溢れるチームが持つクリエイティブなエネルギーとスキルは、開発中のタイトルに新たな生命を吹き込んでくれるでしょう。同社を正式にPlayStation Studiosに迎え入れることを非常に喜ばしく思っています。

 

Bluepoint 社長 マルコ・スラッシュ 氏 コメント

 BluepointとSIEには長年に亘る信頼関係があります。私たちの最初のゲームである『BLAST・FACTOR』はプレイステーション3のローンチタイトルであり、最新作の『Demon’s Souls』はPS5のローンチタイトル全体のレベルをさらに高めました。

 私たちはSIEと同じ価値を共有し、SIEと同じように素晴らしいゲームを新たに開発することに全力を注いでいます。PlayStation Studiosへの加入によりBluepointのカルチャーとアイデンティティを保ちながら、才能と熱意溢れるクリエイターが集結したチームが、これまで以上に作品の質を高め、より大きな開発に取り組んでまいります。

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