アメリカの調査会社Sensor Towerは、同社のブログにおいて「2021年第2四半期の日本のモバイルゲームの売上高およびダウンロード数トップ」を公開した。なお、本記事の数字は同社の推計によるものである。
2021年第2四半期の日本のスマートフォン向けゲームアプリのセールスランキングトップは、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』で、App StoreとGoogle Playでの売上額は3億6,100万ドル(約398億円)を超え、2021年第1四半期から129.6%の成長を記録した。
『ウマ娘』といえば、2021年2月以来、ほぼ首位を独占し続けているタイトル。7月に入って、一度は7位まで下降したものの、新キャラ追加により即座に1位に返り咲くなど、圧倒的な人気を誇っている。直近では、900万DLを突破している。
ミクシィの『モンスターストライク』は2021年第2四半期の日本のスマホ向けゲームアプリで2番目に収益の高いゲームで、1億9700万ドル(約297億円)の総売上高を記録。次いで、ガンホーの『パズル&ドラゴンズ』、コナミの『プロ野球スピリッツA』、スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエスト ウォーク』が売上高上位を占めた。
2021年第1四半期に51億ドル(約5,628億円)の新記録を達成した日本の総売上額は、第2四半期には46億ドル(約5,076億円)に減少したが、それでも2020年第2四半期から前年同期比で7.3%の伸びを示している。
ゴールデンウィークは、日本で最も収益性の高い休日のひとつであり、今年も例外ではなかった。 Sensor Towerのデータによると、5月1日の日本におけるプレイヤーの消費額は1億3,770万ドル(約152億円)に達し、2021年のこれまでのところ、収益が2番目に高い日となっている。これは、日本のスマホ向けゲームアプリ市場が1日で2億1860万ドル(約214億円)の売上を生み出した1月1日に次ぐもの。
2021年1月に正式に配信開始した『ウマ娘 プリティーダービー』は、第1四半期から12.5%増の300万新規DLに迫り、第2四半期に最もDLされたゲームでもある。
ネットマーブルの『二ノ国:Cross Worlds』は180万DLで、第2四半期の2番目にランクイン。また、InnerSlothの『Among Us』、Magic Tavernの『Project Makeover』、バンダイナムコのIPベースの新作『僕のヒーローアカデミア Ultra Impact』などが、前四半期に最もDLされたスマホ向けゲームアプリのトップ5となった。