2021年、売上高10億ドルを突破しているモバイルゲームは『PUBG Mobile』『王者栄耀』『原神』など過去最多の8タイトル

画像はSensor Tower「Record-Breaking Eight Mobile Games Surpass $1 Billion in Global Player Spending During 2021」より

 

 アメリカの調査会社Sensor Towerは同社のブログにおいて、2021年に10億ドル規模の売上を記録しているモバイルゲームに関するデータを公開した。なお、本記事の数字は同社の推計によるものである。

 2021年現在、テンセントの『PUBG Mobile』、『王者栄耀』(Honor of Kings)、miHoYo『原神』をはじめとした8タイトルが、世界のApp StoreとGoogle Playで10億ドル以上の売上高を記録している。

▲左から順に、テンセントの『PUBG Mobile』、『王者栄耀』(Honor of Kings)、miHoYo『原神』、Robloxの『Roblox』、 Moon Activeの『Coin Master』、Nianticの『ポケモンGO』、Kingの『キャンディークラッシュ』、Garenaの『Garena Free Fire』

 テンセントの『PUBG Mobile』(※)と、『王者栄耀』は、今年これまでにそれぞれ28億ドル(約3,180億円)を積み上げ、前年比もそれぞれ9%増、14.7%増。今年世界で収益を上げたモバイルタイトルの1位、2位となった。

※中国では『Game For Peace』のタイトルでローカライズされ、インドではKRAFTONから『Battlegrounds Mobile India』としてリリースされている

 それに次ぐのは、2021年の現時点で18億ドル(約2,044億円)を記録している『原神』。2020年9月28日にリリースされた同作は、定期的に新しい島やキャラクター、機能を追加するアップデートを行い、ユーザーを飽きさせない工夫が光った。9月にリリースされたVer.2.1では、前週比5倍の売上を記録するなど、継続的なアップデートの効果を実証。

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 『原神』の勢いは留まるところを知らず、リリースから一年経った時点で全世界累計売上額が20億ドルを突破。現在は24億ドルを記録している。

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 続く『Roblox』は、今年に入ってから13億ドル(前年比20.3%増)を記録。『Coin Master』も13億ドル(前年比13.8%増)を売り上げている。

 『ポケモンGO』は5年以上となる運営の中で、売上高が12億ドルとなり、過去最高記録を見込んでいる。『Garena Free Fire』は11億ドルを突破し、8本目のタイトルとなっている。

 現時点で10億ドル規模のタイトルはここに挙げた8タイトルだが、Cygamesの『ウマ娘 プリティーダービー』はすでに9億6500万ドル近い売上を記録しているという。場合によっては、2021年内に9本目のタイトルとなる可能性もある。

 ご存じの通り『ウマ娘』はまだ日本でしかリリースされていないタイトルであり、今年2月24日にサービス開始されたばかり。それでも10億ドル近い規模に迫っていることを考えると、驚異的な人気と言える。

 Cygamesは同作の好調により、大幅な増収増益を達成。

▲サイバーエージェントの有価証券報告書や官報をもとに当編集部でグラフを作成(クリックで拡大)。

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 Sensor Towerによると、2020年に売上高10億ドルを達成したのは5本で、2019年と2018年は3本だったようだ。そのため、今年の8本は過去最多の数字となり、市場全体の拡大がうかがえる結果になった。同社の予測では、2021年末までにApp StoreとGoogle Playを合わせたモバイルゲームへの支出は、全世界で896億ドルに達し、前年比12.6%増となる見込み。

 この増加は、新旧両方のタイトルによってもたらされたもので、モバイルゲーム市場のヒットタイトルにおける多様性、また長期運用戦略の重要性を示している。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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