アメリカの調査会社Sensor Towerは、同社のブログにおいて、『Call of Duty: Mobile』の生涯収益が15億ドル(約1,720億円)を突破したことを明らかにした。なお、本記事の数字は同社の推計によるものである。
『Call of Duty: Mobile』は、ActivisionがテンセントのTimi Studios(『王者栄耀』や『Pokémon UNITE』で知られる)と提携したモバイル向けFPS。これまでに累計5億DLを記録しており、Sensor Towerの推計では2021年にApp StoreとGoogle Play全体で世界14位の収益を上げた。同ジャンルでは『PUBG Mobile』、『Garena Free Fire』に続く3位となる。
同作の2021年における収益はこれまでで最高値となり、前年比45%増を記録。2020年12月に繁体字中国版がリリースされたことにより中国のApp Storeだけで1億450万ドル(約120億円)を売り上げ、大幅な増収となった。
『Call of Duty: Mobile』の最も大きな市場はアメリカで、全体の約43%に当たる6億4,700万ドル以上を同国で売り上げている。次いで日本、中国が続く。
同作は2022年2月24日、season2「タスクフォース141」を配信開始。新プレイヤー、新機能武器、武器設計図、コーリングカード、チャーム、CODポイント(CP)などの無料およびプレミアムアイテムを含む新たなバトルパスが登場している。
Sensor Towerによると、『Call of Duty: Mobile』のリリース以降、シューティングゲームのジャンル全体が成長を続けており、世界での2020年の消費額は前年比50%増の57億ドル(約6,535億円)となり、続く2021年はさらに前年比10.5%増の63億ドル(約7,223億円)と予想されているという。これは、Sensor Tower が定めるカテゴリにおいて第5位の数字となる。
その収益性の高さから、今後『Apex Legends Mobile』、『Battlefield Mobile』といったジャンルがリリース予定であり、有名作の参入によって更なる市場の拡大が期待される。