2022年2月、米モバイルゲーム市場のダウンロード/セールスTOP10 日本とは対照的にカジュアルゲームが人気

▲左から順に『Airport Security』、『Office Fever』、『Snake Troll: Thief Master』

 人工知能を駆使した統合データを扱うdata.ai(旧社名:App Annie)は、同社のブログにおいて「2022年2月の米モバイルゲーム市場におけるダウンロードランキングおよびセールスランキング」を発表した。

 data.aiによると、2月の米モバイルゲーム市場におけるダウンロードランキングのTOP10のうち、8つがハイパーカジュアルゲームとなり、『Airport Security』『Office Fever』などのゲームが大きく順位を上げ、『Snake Troll: Thief Master』が初登場。ハイパーカジュアルゲーム以外では、『Roblox』(2006年初リリース)と、『Subway Surfers』(2012年リリース)の不動の人気ぶりもうかがえる。

▲2022年2月、米モバイルゲーム市場におけるダウンロードランキング
画像はdata.ai「【最新榜单】2022 年 2 月热门市场手游下载/收入榜 Top 10 – 美国市场」より

 特に順位を上げたRollic Gamesの『Office Fever』は、とあるオフィスで社員となって忙しく働き、お金を稼いで施設を解放していくのが目的のシンプルなシミュレーション作品。

 セールスランキングでは、『Roblox』と『Candy Crush Saga』の上位2作品は変わらず。『Free Fire』が2ランク上昇し、『ポケモンGO』は、期間内に行われた「Pokémon GO Tour:ジョウト地方」などイベントの影響もあり、3ランクアップした。

▲2022年2月、米モバイルゲーム市場におけるセールスランキング

 ちなみに日本のTOP10では、Free to Playの新作ミッドコアタイトルが上位を占めていた。また、入れ替わりも激しい。それと比較すると、アメリカはダウンロード/セールス共に比較的カジュアルゲームが人気、なおかつロングセラータイトルが多いことが分かる。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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