アメリカの調査会社Sensor Towerは同社のブログにおいて、2022年3月の世界モバイルゲーム市場におけるセールスランキングを公開した。トップは『王者栄耀』(Honor of Kings)となり、2位に『PUBG Mobile』、3位に『原神』が続いた。なお、本記事の数字は同社の推計によるものである。

テンセントの『王者栄耀』は、同期間中の消費額が約2億7240万ドル(約341億円)で前年同月比5.8%増となった。収益の約96.6%は中国からで、次いで台湾から1.3%、タイから約1%となっている。
ゲーム内では、スキンなどの新コンテンツを矢継ぎ早に展開し、2021年6月に次いでサービス開始以来2番目に高い売上を記録した。

同じくテンセントの『PUBG Mobile』は同期間、1億9,980万ドル(約250億円)の消費を生み出した。収益の約56.4%は中国で、次いで米国からの収益が9.5%となっている。
同期間中、中国では複数回の期間限定スキンがクレート(ガチャ)に追加。


日本では小学館・月刊サンデーGX連載漫画を原作としたTVアニメ「BLACKLAGOON」とのコラボイベントを実施。コラボスキンやボイスカードを実装していた。
次いで、miHoYoの『原神』、Kingの『キャンディークラッシュ』、Robloxの『Roblox』が上位にランクイン。2022年2月のランキングからTOP5のタイトルが変動しない結果となった。
2022年3月の世界のモバイルゲーム市場は、App StoreとGoogle Playを通じて推定70億ドル(約8,774億円)の消費を生み出し、前年比6.3%の減少を記録した。期間中、最も売上が多かったのは米国で、全世界のプレイヤー支出の27.4%に相当する19億ドルを占めた。次いで中国が19.2%(Google Playが提供されていないため、App Storeのみの数値)、日本が約19%で続いた。