アメリカの調査会社Sensor Towerは同社のブログにおいて、『ポケモンGO』の生涯収益が60億ドル(約8,059億円)を突破したことを明らかにした。2016年にリリースされて以来、年間平均約10億ドルを稼いでいる計算。なお、本記事の数字は同社の推計によるものである。
Sensor Towerによると、『ポケモンGO』消費額の1位は米国で、総収益の36.6%にあたる22億ドル(約2,955億円)の消費を生み出した。日本は32.6%で2位となり、ドイツが5.2%で3位。プラットフォーム別ではGoogle Playがやや優位で31億ドル(52.3%)を占め、App Storeが28億ドル(47.7%)となる。
また、現在までに全世界で6億7800万DLを記録。米国は1億2320万DLで全体の18.2%を占めている。2位はブラジルで、3位がインド。Google Playからのダウンロードが全体の76.3%を占めている。
『ポケモンGO』は2021年だけでも13億ドル(約1,746億円)を売り上げ、世界で7番目に高い収益を上げた。同年2月には、ゲーム内のチケット制イベントにより1日で1,060万ドル(約12億円)の売上を記録(関連記事)。
直近では、2022年第1四半期(1~3月)に1億9,820万ドル(約258億円)の売上を記録し、世界市場におけるセールスランキングで11位となった。モバイルゲーム市場全体の収益が約6%減少する中、同作も前年同期比で45%近く減少した。
同期間、競合タイトルでは、スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストウォーク』が9,040万ドル(約121億円)を記録し、Ludiaの『Jurassic World アライブ!』が720万ドル(約9億7,000万円)となり、売上が減少しているものの『ポケモンGO』が圧倒的な差を付けてトップの座を維持した。
なお、60億ドルのマイルストーンを達成した他タイトルには、テンセントの『PUBG Mobile』と『王者栄耀』、Kingの『キャンディークラッシュ』、Supercellの『クラッシュ・オブ・クラン』などが挙げられる。