VRリズムゲーム『Beat Saber』を手掛けるBeat Games、昨年の売上が前年比約65%増の128億円を記録 

 VRリズムゲーム『Beat Saber』で知られるチェコのゲーム開発会社Beat Gamesが、前年度に23億チェココルナ(約128億円)の売上を記録したことが明らかになった。チェコのメディア「CzechCrunch」が報道している。

▲Beat Games の共同創設者であり、『Beat Saber』のミュージックディレクターを務めるJaroslav Beck氏が記事に対して反応を示した。

 2019年よりMeta傘下となったBeat Gamesの主だったタイトルは現在『Beat Saber』のみであるため、ほぼ同作に関する売上と考えられるだろう。

 約128億円を稼ぎ出したことにより、前年比で約65%増の成長を記録。これに関して「CzechCrunch」は、Beat Gamesが国内のライバルスタジオであるBohemia Interactive(『Arma 3』や『DayZ』で知られる)の売上を追い越したことで、「Beat Gamesがチェコ最大のゲームスタジオになった」と述べている(なお、純利益ではBohemia Interactiveが勝る)。

 『Beat Saber』は、両手に持つ剣をスイングし、曲に合わせて向かってくるキューブをタイミング良く斬るVRリズムゲーム。定期的に追加楽曲を含むDLCが配信されており、5月には電子音楽にフォーカスした「Electronic Mixtape」が発売されている。

▲6月には4周年を記念して、既存曲のリミックス版楽曲を無料配信。

 継続的なDLC販売によって、発売から4年が経った今でも売れ続けている『Beat Saber』。その人気は衰える気配を見せず、先日PlayStation.Blogで公開された2022年6月の北米ダウンロードチャートにおいてもVRカテゴリで首位を獲得している。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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