2022年7月、世界モバイルゲーム売上高TOPは『王者栄耀』 恒例イベントで『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が好調

 アメリカの調査会社Sensor Towerは同社のブログにおいて、2022年7月の世界モバイルゲーム市場におけるセールスランキングを公開した。先月に引き続いてトップは『王者栄耀』(Honor of Kings)となり、2位に『PUBG Mobile』、3位に『原神』が続いた。なお、本記事の数字は同社の推計によるものである。

 テンセントの『王者栄耀』は、売上は2億2,580万ドル(約307億円)となった。収益のうち、約94.6%は中国からで、次いで台湾から2%、タイが1.6%を占めている。

 同じくテンセントの『PUBG Mobile』は、1億6,430万ドル(約223億円)の売上を記録。収益の約69%は中国(現地タイトルは『Game For Peace』)からのもので、次いで米国からのものが6.4%となっいる。

 ほかには、バンダイナムコエンターテインメントの『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が今年2番目に好調な月に。7月は世界で約7,000万ドル(約95億円)の消費を生み出し、前月の3.3倍に増加。なお、2022年の現時点における売上最高月は日本でリリース7周年を迎えた2月の7,230万ドル(約98億円)。

 『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は毎年2月と7月に急増する傾向にある。今年7月、日本においては七夕イベントと新実装の「合体ザマス」が登場したタイミングでセールスランキングが上昇していた。

▲アプリ分析ソリューション「LIVEOPSIS」より。7月はセールスランキングで上位を維持していた。
▲新実装キャラクターの「合体ザマス」が7月21日に登場すると、日本でのセールスランキングは2位まで上昇した。

 

 2022年7月、世界のモバイルゲーム市場は、App StoreとGoogle Playを通じてから推定67億ドル(約9,104億円)の消費を生み出し、前年同期比で10.2%の減少を記録。全体のうち、米国が19億ドルを支出し28.4%を占めた。次いで日本が20%、中国が17.8%となった。ただし、中国はGoogle Playが提供されておらず、サードパーティ製ストアからのデータが含まれていないため、App Storeのみの数値である。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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