ディースリー・パブリッシャーは9月2日、サンドロットが開発する『地球防衛軍6』が販売本数30万本を突破したことを発表した。
8月25日にPS4/PS5向けに発売された本作は、画面を埋め尽くすほどの巨大生物や巨大怪獣との戦いに挑む、3Dアクションシューティングゲーム「地球防衛軍」シリーズのナンバリング第6作。2017年に発売された『地球防衛軍5』から数年後の世界を描く完全続編となっている。
発売1週間で販売本数30万本を突破した本作だが、同社の発表によれば1週間以内に30万本を売り上げるのはシリーズ最速の快挙であるとのこと。
実際、日本国内で50万本、全世界では100万本の売り上げを記録した前作『地球防衛軍5』では、発売20日で国内販売本数25万本を達成しており、本作は非常に速いペースで推移しているようだ。
この背景にはユーザーの期待に応えるクオリティでリリースされた前作やシリーズを通しての人気だけでなく、本作の初回封入特典で実施されたプロモーション施策の影響もあるだろう。
ここ数年の「地球防衛軍」シリーズでは初回封入特典や店舗特典として、ゲーム内装備が配布されており、同社が展開する「ドリームクラブ」シリーズのキャラクターをモチーフとした装備などは、ある種の定番ネタとなっていた。
しかし、『地球防衛軍6』ではこのキャラクターモチーフ装備の枠が「ドリームクラブ」シリーズから、バーチャルYouTuber事務所「ホロライブプロダクション」の所属タレントの白上フブキ、百鬼あやめ、大神ミオをモチーフとした装備へ変更。
関連施策として、同タレントによる実況プレイ(関連記事)なども実施されており、新たなユーザー層を獲得しようという動きがみられる。
これらの施策がどの程度の販促効果を生み出したのかは不明であるものの、視聴者参加型の実況プレイなどが実施されていることを考慮すれば、タレントと一緒にプレイしたい視聴者やタレントのプレイを見た視聴が購入した例は少なからずあるだろう。
2017年の発売から4年以上も販売本数を伸ばし続け累計販売100万本のロングランを記録した『地球防衛軍5』の直接的な続編となる『地球防衛軍6』。新たなユーザー層の取り込みなどにも力を入れる本作が、今後どのような推移を見せるのか注目だ。