『デジモンサヴァイブ』全世界累計出荷本数50万本突破 海外での「デジモン」人気上昇がヒットに寄与か

 バンダイナムコエンターテインメントは12月2日、同社のPS4/Nintendo Switch向けソフト『デジモンサヴァイブ』について、全世界累計出荷本数が50万本を突破したことを発表した。発売から約4ヶ月でのハーフミリオン達成となった。

 『デジモンサヴァイブ』は、2022年7月28日に発売された、テキストアドベンチャーとタクティクスバトルを組み合わせた作品。異世界に迷い込んだ少年少女が、そこで出会ったモンスターたちと共に元の世界に戻るための手がかりを探すのが目的となる。「デジモン」シリーズとしてはダークな展開もあり、和風伝奇の要素が世界観に取り入れられた異色作。

 テキストで進行する「ドラマパート」では、物語の中での行動によって展開が分岐し、パートナーとなるモンスターの進化先も変化。戦略的な戦闘を行う「バトルパート」では、最大10体のモンスターを配置し、種族や技の属性、地形などを考慮しながら攻略を進めていく。

 売上好調の背景には、「デジモン」IPの海外人気が高まっていることが考えられる。国内外で版権事業を展開する東映アニメーションが発表している2022年3月期(2021年4月~2022年3月)の決算では、アニメシリーズ「デジモンアドベンチャー」が北米で好調となり、中国向けアプリゲーム『デジモン新世紀』も堅調であることが報告されていた。

▲画像は東映アニメーションの2022年3月期決算資料より

 また、海外版権の売上上位4作品として、「ドラゴンボール」「ワンピース」「スラムダンク」に続く主力コンテンツに「デジモン」が(上位2作品と差はあるものの)ラインアップ。2022年3月期は15億3,200万円の収益をあげたことが明らかになっている。こうした海外での人気上昇が、完全新作である『デジモンサヴァイブ』のヒットに寄与したと見られる。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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