Nuverseが提供する『MARVEL SNAP』が2022年10月のリリース以来、全世界で生涯収益3,000万ドル(約40億円※)を突破したと推計されている。Appmagicのデータに基づいて、mobilegamer.bizが報じた。
※執筆時点の最新取引レートで計算
『MARVEL SNAP』はSecond Dinnerが開発し、パブリッシングをNuverseが担当するデジタルカードゲーム。バトルシステムを『ハースストーン』のクリエイターが手掛けており、1ゲーム3分ほどで決着が着く試合展開の早さが特徴となっている。
Appmagicによると、『MARVEL SNAP』は生涯収益3,000万ドルと共に1400万ダウンロードを突破。1日あたり平均39万2000ドル(約5,200万円)の収益を上げており、1日平均18万2000ダウンロードを記録している。これにより、ダウンロードあたりの収益(RpD)は2.15ドルとなっている。
リリース初月の時点ではRpD が0.91ドルと推計されており、上記の数字からは収益性が大幅に向上していることが見て取れる。
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主な市場は米国で、1750万ドルと収益の大部分を占めた。次いで韓国で200万ドル、日本で140万ドルを売り上げた。
『MARVEL SNAP』はPay to Win的ではない良心的なマネタイズで展開されているのも特徴のひとつ。同作はガチャ非採用のタイトル(カードはプレイを進めていくことで無料入手可能)で、主な課金要素はカードの絵柄を変える「ヴァリアント」(スキン)、およびシーズンパスの購入となっている。シーズンパスの報酬に関しても、目玉となるのは主にスキンとなる。
そして、太平洋標準時12月5日に人気キャラクターのひとり「シルバーサーファー」がシーズンパス報酬で実装されると、翌6日は24時間で140万ドル(約1億8,700万円)を稼ぎ出し、過去最高の収益を記録。課金への導線は少ないながらも、マーベルIPの人気とカードゲームとしてのクオリティが、高い収益性を実現しているものと考えられる。