Poncleが提供する『Vampire Survivors』のモバイル版について、2022年12月のリリースから約1ヶ月で300万ダウンロードのマイルストーンを達成したとの推計が明らかになった。Appmagicのデータに基づいて、mobilegamer.bizが報じている。
『Vampire Survivors』は、さまざまな特性・武器を持つキャラクターを選択して、画面を覆いつくすほど大量に襲い来る敵からひたすら生き残るサバイバルアクションゲーム。Steam版は約1年のアーリーアクセス期間を経て2022年10月に正式リリースされ、その後Xbox Game Passにも提供されている。
そして、モバイル版のリリースにあたっては、「(ユーザーから)お金を取らない」(non-predatory)スタンスのもと自社開発が行われている。実際に、モバイル版は無料タイトルかつアプリ内課金(IAP)を採用しておらず、基本的なマネタイズは動画広告などのアプリ内広告(IAA)となっている。
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Appmagicのデータによると、モバイル版『Vampire Survivors』はリリース後、App Storeで168万回、Google Playで147万回インストールされた。
デイリーダウンロードのピークは12月10日の約20万回で、1月8日の週時点では1日平均約6万回のダウンロードが行われている。
分布を見ると、iOS版における最大の市場は米国で37.4万回、次いで日本が31.2万回、韓国が16.4万回、ロシアが14.5万回、中国が9.4万回となっている。Android版は、ブラジルが24.2万回で最も人気があり、米国が18.2万回、ロシアが13.2万回、日本が8.7万回、スペインが8.4万回のダウンロードで続いている。
これは、昨今のヒットタイトルと比較して突出している数字ではないものの、ユーザー獲得(UA)に掛けている費用がゼロのインディーズタイトルであり、オーガニックの流入のみで初週100万ダウンロードを達成している点を考慮すると、凄まじい人気と言える。
参考までに、同じくAppmagicが推計したマーベルのDGC『MARVEL SNAP』はリリース初月でダウンロード数1200万回を突破(関連記事)。韓国SHIFT UPが開発する『勝利の女神:NIKKE』は530万回を超えている(関連記事)。