Liftoff Mobileは、モバイルクリエイティブインデックスレポートを発表した。
本レポートでは、ゲーム、Eコマース、ファイナンス、エンターテインメントの4つの主要アプリカテゴリにおけるマーケティングパフォーマンスの傾向を調査し、バナー、インタースティシャル、プレイアブル、ネイティブ、動画の5つの主要な広告フォーマットについて、CPI、CPA、ROASの指標を分析している。
2021年は、iOSにおけるIDFAの利用制限やAndroidにおける同様のプライバシー施策が講じられたことで、まさに「プライバシー保護」の年であった。一方2022年は、新しいオーディエンスにリーチするためのより優れた、より適切なクリエイティブを打ち出すことがマーケターは求められる。以下、ゲームアプリにおけるモバイル広告の傾向について抜粋して紹介。
フォーマット別の傾向
フォーマット別では、プレイアブル(アプリ内課金をする前にユーザーがプレイできるインタラクティブ型の広告)が圧倒的な低CPIとなっており、マーケターにとって最も魅力的なフォーマットと言える。
バナー広告のCPIは2.82ドルで、ROI(費用対効果)としては第2位。動画とインタースティシャルはその中間に位置し、CPIはそれぞれ4.26ドルと4.67ドルで同程度だ。それぞれの広告フォーマットはもちろん、コンバージョンレートやファネル下位の指標を見て、キャンペーンのパフォーマンス全体を最適化する必要がある。
プラットフォーム比較:広告フォーマット
プラットフォーム別に見ても、プレイアブルは低CPIで、バナー広告が続く。広告費はいずれのプラットフォームでも同じように推移している。すべての広告フォーマットにおいて、Androidの方が低コスト。iOSにおけるバナー、インタースティシャル、プレイアブルの各コストはAndroidの2倍以上を記録している。
フォーマット別の月次CPIの変遷
2021年1月から12月まで、プレイアブルは、バナーと同率だった9月と、iOS 15のリリース時期を除いて、一貫して最も費用対効果の高い広告フォーマット。このことから、プレイアブル(1.98ドル)、バナー(2.82ドル)は、高いコストをかけずにゲーム体験の可能性を最大限に引き出したいマーケターの方々にとって、魅力的なフォーマットであると言える。
Eコマースやファイナンスなどのレポートに関しては確認できる。