アメリカの調査会社Sensor Towerは同社のブログにおいて、『PUBG Mobile』の生涯収益が80億ドル(約1兆240億円)を突破したとの推計を発表した。70億ドル突破から約半年の期間で更に10億ドルを積み上げた形。
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『PUBG MOBILE』の生涯収益が70億ドル(約8,075億円)を突破。2021年は1日平均810万ドル(約9億3千万円)を創出
Sensor Towerの推計によると、テンセントの『PUBG Mobile』は2022年第1四半期、世界のApp StoreとGoogle Playで6億5,000万ドル(約834億円)の消費を生み出し、『王者栄耀』(Honor of Kings)に次ぐ売上となった。ただ、この数字は2020年第4半期以降、四半期ベースでは最低値となる。
その背景には世界モバイルゲーム市場において、2022年第1四半期の収益が前年同期比6%減と低迷していることがあるようだ。データでは『PUBG Mobile』が属するシュータージャンルが前年同期比14%減となっていることがわかる。
地域別では、中国は引き続き『PUBG Mobile』(中国では『Game For Peace』としてローカライズ)の最も収益性の高い市場であり、同タイトルは現在までに同国で47億ドルを売り上げ、総プレイヤー支出で約57%を占めている(この数字にはサードパーティ製のAndroidストアからの収益は含まれていない)。中国以外では35億ドルの売上を記録し、米国が全体の11%以上を占め、次いでトルコが約4%を占める市場となっている。
また、中国以外のプラットフォーム別集計では、App Storeが収益の約56%、Google Playが約44%を占める。
なお、これまでに80億ドルを達成した他のタイトルには、同じくテンセントの『王者栄耀』、ミクシィの『モンスターストライク』、Supercellの『クラッシュ・オブ・クラン』などがある。