アメリカの調査会社Sensor Towerは同社のブログにおいて、2022年4月の世界モバイルゲーム市場におけるセールスランキングを公開した。先月に引き続いてトップは『王者栄耀』(Honor of Kings)となり、2位に『PUBG Mobile』、3位に『原神』が続いた。なお、本記事の数字は同社の推計によるものである。
テンセントの『王者栄耀』は期間中、2億7450万ドル(約350億円)を売り上げ、前年同期比6.2%増となった。収益のうち、約96.4%は中国からのもので、次いでタイから1.4%、台湾から1.4%となっている。
同じくテンセントの『PUBG Mobile』は2億1800万ドル(約278億円)の売上を記録。収益のうち、約61.7%は『Game For Peace』としてローカライズされている中国からで、次いで米国からのものが8.8%を占めた。日本においては、2022年4月でリリース4周年を迎えたほか、ゲーム内にはランボルギーニが登場。Twitter上でのプレゼントキャンペーンが注目を集めた。
次いで、miHoYoの『原神』、Kingの『キャンディークラッシュ』、Robloxの『Roblox』が上位にランクイン。2022年2月以降、2ヶ月連続でTOP5のタイトルが変動しない結果となった。
2022年4月の世界のモバイルゲーム市場は、App StoreとGoogle Playを通じて推定70億ドル(約8,931億円)の消費を生み出し、前年同期比4.6%減となった。最も大きな市場は米国で、19億ドルの消費を記録し27.7%を占めた。次いで中国は20.4%となり(Google Playが提供されていないため、App Storeのみの数値)、日本が18.0%で続いた。