中国ゲーム市場、2026年には550億ドル規模に ゲーマー数は7.3億人に達する見通し

 中国の調査会社Niko Partnersは同社のレポートにおいて、中国ゲーム市場の調査データを公開した。

 中国国内のモバイルおよびPCゲームの売上は、2021年に前年比5.5%増の454億9,000万ドル(約5兆8,154億円)となり、2026年には5年CAGR(年平均成長率)4%で552億3,000万ドル(約7兆606億円)に達すると予測されている。

 また、2021年のゲーマー数は7億600万人、前年比3.7%減、2026年には5年CAGR0.7%で7億3千万人に到達すると予測。

 ゲーマー数の伸びは、従来の予測よりも緩やかな傾向に。Niko Partnersは「2021年9月の規制措置により、若者のゲーマーが市場から退出したため」とし、主にモバイルゲーマー数に影響を与えていると分析した。

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 ただ、2022年4月の新規ゲームの認可再開は、市場にとって明るい兆しになっているという。2021年の年間ARPUは64.44ドル、75.60ドルに到達する見込み。ARPPUも上昇傾向。

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 とはいえ、中国国内で新規ゲームの認可は再開されたものの、前述のようにゲームやライブストリーミングへの規制は厳しい状況にある。

 そんな中、中国のモバイルおよびPCゲームにおける輸出売上は2021年に173億ドル(約2兆2127億円)となり、前年比27.3%増、2026年には5年CAGR8.9%で264億6000万ドル(約3兆3,845億円)に達すると予測される。

 そのほかのデータとして、中国は世界で最も発展したesports市場となり、esportsのオーディエンスが4億3400万人に。中国で出願されたメタバース関連の商標は16,000件以上となり、2021年の中国のゲーム関連投資イベントは昨年から2倍の220件に増加していることが明らかになっている。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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