アメリカの調査会社Sensor Towerは同社のブログで、2022年7月の世界モバイルゲーム市場におけるダウンロードランキングを公開した。なお、集計はユニークインストール数のみをカウントし、Androidのサードパーティ製アプリストアの数字は含まれていない。
2022年7月に最もダウンロードされたのはKitka Gamesの『Stumble Guys』で、5月・6月に引き続き順位を上げ首位を獲得したかたちとなる。
『Fall Guys: Ultimate Knockout』の模倣作として注目を集めた同作(関連記事)のダウンロード数は伸び続けており、7月には前年同期比で約10倍となる3,050万インストールを記録。
同作を最もダウンロードしたのはインドネシアで全体の19.4%。次点でアメリカの10.4%だった。
続く2位には4月から6月まで首位をキープしていたSybo Gamesの『Subway Surfers』がランクイン。『Subway Surfers』は首位こそ逃したものの、6月のダウンロード数を上回る、2,620万ダウンロード(前年同月比40.6%増)を記録している。
同作を最もダウンロードした国は、全体の15%を占めるインド。次点でブラジルの10.3%だった。
そのほか、TOP5にはGarena『Garena Free Fire』、 Robloの『Roblox』、 Gametionの『Ludo King』がランクインしている。
さて、ダウンロード数が増加し続けているモバイルゲーム市場だが、ハイパーカジュアルジャンルでは注目の動きがあったようだ。
Sensor Towerによれば、7月のランキングにはハイパーカジュアルジャンルのタイトルがふたつしかランクインしていないほか、全世界での同ジャンルのダウンロード数も減少しているという。
今回の調査ではApp StoreとGoogle Play合わせて9億7,320万ダウンロードを記録した同ジャンルだが、1か月のダウンロード数が10億を下回るのは2020年11月以降初めてのこと。
一方で、同社の調査によればモバイルゲーム市場全体でのダウンロード数は、前年同期比で1.5%増となる48億件のダウンロードを記録しており、ハイパーカジュアルジャンルのみが減少する注目の結果となった。