ゲームエイジ総研は10月20日、ゲーマーが使用するSNSや投稿サイトの利用状況に関するレポートを公開した。
調査対象となるのは何かしらのゲームをプレイしている全国の15歳から59歳までの男女。2022年10月に実施されたインターネット調査2,643件をサンプルとしている。


ゲームに関する話題や新作情報、レビューといった、さまざまな情報を発信発見できるSNSや投稿サイトをゲーマーがどの程度利用しているのか調査したところ、80%以上のゲーマーが利用していることが判明。
しかし、SNSや投稿サイトにて発信・投稿すると回答したのは30%ほどであり、あくまでも日常的なコミュニケーションや情報収集などに使われている可能性を示した。

SNSや投稿サイトの利用状況を年代別で見てみると、20代が最もSNSや投稿サイトを活用しており、さらに50%以上のゲーマーが何かしらの発信・投稿をしていると回答。
この大きな偏りは20代が、TwitterなどのSNSや投稿サイト等でのゲーム実況など、ゲーム関連の情報発信が一気に身近になった世代であるためと推察できる。

サービスごとの利用率では70%近くのゲーマーがYouTubeを利用していると回答。半数以上のゲーマーが発信・投稿すると答えた20代は特にTwitterの利用率が高く、文字ベースでの簡単な情報発信、コミュニケーションを多用しているとみられる。
一方、10代ではTwitterやInstagramの利用率が低く、TikTokの利用が高い結果に。
また、SNSからの情報をきっかけに、商品の購入など何らかのアクションにつながったかという質問には、ゲームを含め複数のアクションにつながったとの回答が複数。これらのコメントは女性に多く見られたという。

情報の発信・投稿では60%ほどのゲーマーがTwitterで発信すると回答。若い世代がTwitter、Instagramで発信・投稿する一方で、40代から50代ではFacebookが多く利用されている。
また、YouTubeは多くのゲーマーが利用していたものの、発信・投稿は11%ほどと低い結果となった。


また、SNSや投稿サイトでの発信・投稿頻度の調査では、44%のゲーマーが1日に1回以上何かしらの情報を発信しており、70%以上が1週間に1回以上は発信・投稿しているという結果に。
一方、内容についてはライフスタイルや飲食、エンタメ関連情報がゲーム関連情報よりも頻繁に発信されており、日常的な会話やコミュニケーションが中心となっているようだ。
ゲームエイジ総研はこれらの調査結果から、ゲーマーは年代により差はあるものの、何かしらのSNSや投稿サイトから日々情報を得ており、時には自らが発信・投稿する双方向で楽しみ方で、様々な情報伝達や拡散、自己表現のカタチづくっているとした。