アメリカの調査会社Sensor Towerは同社のブログにおいて、2022年10月の世界モバイルゲーム市場におけるセールスランキングを公開した。1位は『王者栄耀』(Honor of Kings)となり、2位に『PUBG Mobile』、3位に『原神』が続いた。なお、本記事の数字は同社の推計によるものである。
テンセントの『王者栄耀』は期間中、約2億1,000万ドル(約293億円)を売り上げた。このうち、中国App Storeからの売上が95.1%を占めている。
同じくテンセントの『PUBG Mobile』(中国ローカライズ版の『Game for Peace』を含む)は1億3,000万ドル(約181億円)の売上を記録。割合は中国が63.2%、米国が9%となる。期間中は、ハロウィンイベントを開催。
miHoYo(HoYoverse)の『原神』は1億2,000万ドル(約167億円)を売り上げ、3位に。そのうち39.9%が中国、24%が日本からとなった。Ver.3.0からVer.3.2まで、バージョンアップ間隔が5週間に調整されたことで、10月はアップデートが実施されない月となった。なお、Ver.3.2アップデートは11月2日に行われた。
9位にランクインしたMIXI(XFLAG)の『モンスターストライク』(モンスト)は、期間中に全世界で6,000万ドル(約83億円)を超える売上を記録し、前月比で37.5%増加。10月2日には「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」とのコラボイベントを開催したほか、10月10日の9周年を記念して複数の施策を実施。
その結果、10月が日本のセールスチャートで上位を維持し、無料DLランキングにおいても首位を獲得した。なお、同作は日本市場だけで売上の98.2%を占めている。
ほか、Kingの『キャンディクラッシュ』やRobloxの『ROBLOX』がランクインしている。
2022年10月、App StoreとGoogle Playを通じた世界のモバイルゲーム消費額は62億ドル(約8,625億円)で、前年同期比14%減となった。このうち、米国が29.4%にあたる18億1,000万ドル(約2,518億円)を占め、依然として最も売上高の多い市場となっている。次いで日本市場が17.6%、中国が17.4%となった。ただし、中国はGoogle Playが提供されておらず、サードパーティ製ストアからのデータが含まれていないため、App Storeのみの数値である。