
英国の市場調査会社Omdiaは11月17日、VR市場に関する最新の調査データを公開し、2023年2月22日に発売予定の「PlayStation VR2」(PS VR2)が2年間で360万台を販売するとの予測を明らかにした。
Omdiaによると、VR市場は2022年に69億ドル(約9,619億円※)、2027年には200億ドル(約2兆7,880億円)に増加する見込み。また、2022年には1250万台のヘッドセットが販売され、16億ドルがVRコンテンツに費やされると予想されているという。
※執筆時点の最新取引レートで計算
また現在、MetaがVR市場のシェア76%を占めており、2022年末までに同社のヘッドセットである「Meta Quest」の累積販売台数は2000万台になると試算。
一方で、スマートフォン・PC・コンソール機といった分野と比較すると、VRヘッドセットの普及速度は遅く、その理由をOmdiaは「魅力的なVR体験を提供できるコンテンツの不足」だと指摘している。
そして、VRコンテンツ収益の90%近くがゲームを通じたものであるという数字を背景に、「PS VR2」の発売に着目。2023年2月の発売にあわせて『Horizon Call of the Mountain』をはじめとした複数のタイトルがローンチ予定となっており、市場の盛り上がりが予想されている。
具体的には、「PS VR2」ヘッドセットの販売台数を2年間で360万台と見込み、PS5所有者の約7%に相当する装着率になると予測。VRユーザーの大幅な増加ではないとしても、予測通りとなれば「ソニーがこの分野への投資に自信を持つだろう」と分析している。
現在、日本においては2022年11月27日(日)午後11時59分までの期間でPS VR2の『Horizon Call of the Mountain』同梱版の先行予約応募受付を開始。準備数より多くの申し込みがあった場合は応募資格を満たした応募者の中から抽選販売になるとしている。

応募資格は「日本のソニーアカウントを持つ」「応募するソニーアカウントでサインインしたPS5またはPS4で2021年11月1日から2022年10月31日までの期間に20時間以上ゲームをプレイしている」「応募するソニーアカウントがMy Sony IDとサインインID共通化されている」「提示する注意事項に同意する」という5点となっている。詳しくは以下のリンクより確認可能。