『NIKKE(ニケ)』のユーザー動向に関する調査データが公開 キャラクターデザインに合わせた施策でユーザーを獲得

 ゲームエイジ総研は12月8日、『勝利の女神:NIKKE』(ニケ)のユーザー動向に関して、同社のマーケティングデータサービス「iGage(アイゲージ)」を用いた調査データを公開した。

 「iGage」によると、『NIKKE』は配信初週に60万人以上のユーザーを集め、プレイユーザーの約7割が20~30代男性であることが判明している。

 『NIKKE』は、韓国のSHIFT UPが開発し、テンセントのグローバルブランドLevel Infiniteが配信する放置系シューティングRPG。「背中で魅せるガンガールRPG」と謳われ、バトルパートでは2Dアニメーションツール「Spine」で表現されたキャラクターの後ろ姿が目を惹くデザインとなっている。

 国内では、11月4日より大阪の道頓堀、東京の渋谷・新宿や秋葉原などの人気スポットや主要駅に大型屋外広告を掲出するなど大規模な広告でも注目を集めた。そして11月4日にグローバルで配信されると、わずか1ヶ月で売上1億ドルが推計される大ヒットを記録。

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以下、ゲームエイジ総研のレポートを掲載。

 

キャラクターデザインから多くの反響を受けた『勝利の女神:NIKKE』

 『勝利の女神:NIKKE』(以下『NIKKE』)は、「ポストアポカリプス」という人類の文明が崩壊した世界を指すSFジャンルを題材とした世界観で、少女型ヒューマノイド「NIKKE」ともに、謎の生命体である「ラプチャー」から地上を奪還するために戦うというストーリー。ジャンルを“ガンガールRPG”と謳い、「NIKKE」を操作して行うガンアクションがゲームシステムの目玉となっている。

 また、ゲーム内で最も注目されたのはキャラクターデザインで、過激でセクシーなキャラクターデザインと、そのキャラクターがイラストを動かす技術で激しく動くことが話題となった。

 また、『NIKKE』ではそのキャラクターデザインに合わせた大規模な広告施策がゲーム配信前から行われており、同人誌即売会である「コミックマーケット100」や東京ゲームショウでは屋外広告や試遊会だけでなく、人気コスプレイヤーによるゲームキャラクターのコスプレを披露。

 そのほかにも、池袋ハロウィンフェス2022ではブース出展を行い50名以上のコスプレイヤーを起用しブースを盛り上げ、配信開始前には道頓堀、渋谷、新宿でキャラクターを押しだした大規模な街頭広告を行い、事前登録の段階からテレビCMやWeb広告も行った。

 その効果もあり、グローバルでの事前登録者数は300万人を突破し、11月4日の配信日には、Twitterで「NIKKE」というワードがトレンド入りしており、大きな話題となった。

配信初週に60万人以上のユーザーを集める
 

 では実際に、アクティブユーザー数はどのような推移を辿ったのだろうか。

 Weeklyのプレイステイタスをみると、配信日週である10月31週の新規ユーザー数は64万人。配信日は11月4日であったので、事実上配信3日間で60万人以上のユーザーを集めたことになる。また、10月31日週から11月14日週での獲得新規ユーザー数は104万人に達した。わずか約半月ほどで100万人以上のユーザーを獲得し、その後も全体のアクティブユーザー数は常に60万人以上という高い水準で推移している。【グラフ①】

  

 また、ユーザーの推移をDailyでみると、配信初日である11月4日のDAUは32.8万人で、その後も順調に増加し、リリースを記念した公式生配信が放映された11月6日には40万人を突破。11月10日には初の新キャラクターの実装があり、ユーザー数は集計期間最大の46.5万人にまで増加した。その後ユーザー数は減少傾向にあるが、その減少量も他のアプリと比べても非常に緩やかなものとなっている。【グラフ➁】

プレイユーザーの約7割が20~30代男性
 

 プレイヤーを性年代別に見ると、男性の割合が9割以上と極端に男性傾向の強いアプリであることが分かる。最も多いのは20代男性で全体の4割近くを占めており、その次に30代男性が28.8%で続くという構成で、20代から30代の男性だけで全体の7割近くを占めることが分かる。【グラフ③】

 このように、男性からの人気が非常に高い『NIKKE』だが、Twitterではキャラクターのセクシーなビジュアルに対する言及が多く、中には「電車内で堂々と『NIKKE』をプレイするのは無理。」という意見がみられるほど。一方で、そういったキャラクタービジュアルの面だけではなく、「『NIKKE』のキャラストーリー面白いなぁ。」「世界観やストーリーがいい!」といったように、ストーリーと世界観に対する好評価も見られます。

 キャラクターデザインやビジュアルはもちろん、それに頼るだけではなく、RPGとして重要な要素である、世界観やストーリーなどがきちんと作り込まれており、プレイヤーの満足度も高いということだろう。配信前のプロモーションでキャラクターや世界観をしっかりと伝え、かつ期待感を盛り上げたことにより、配信初週から多くのユーザー、特に20~30代の若年ユーザーを獲得できたと推察できる。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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