角川アスキー総合研究所は1月27日、ゲームビジネスの世界動向を調査したデータ年鑑「グローバルゲームマーケットレポート2022」を発売した。海外ゲーム市場の調査会社Newzooが発行する「Global Games Market Report」の日本語翻訳版となる。
北米、西欧、東アジアといった主要エリアに加え、新興国である東南アジア、中南米、東欧、中東アフリカなど、世界におけるゲーム収益の90%以上を占める36の国と地域で調査を実施している。
レポートによると2022年、世界ゲーム市場規模は前年比4.3%減の1844億ドル(約24兆円)と見込まれた。コロナ禍における巣ごもり需要にともなう著しい成長後の調整局面に入り、インフレによる消費者の可処分所得の減少や、ユーザー追跡防止機能による収益機会の減少などが影響したものと見られる。

特にモバイルゲーム市場の減少が前年比6.4%減とやや大きく、922億ドル(約12兆円)となる見込み。
しかし世界のゲームプレイヤー数は、前年比4.6%増の約32億人でエンゲージメントはまったく低下しておらず、2023年以降は再び成長軌道に戻ると推測。2025年には2113億ドル(27兆6,000万円)まで市場規模が拡大すると予測されている。

グローバルゲームマーケットレポート2022

発行:株式会社角川アスキー総合研究所
編集:Newzoo International B.V.
発売日:2023年1月27日(金)
価格:1,265,000 円(税込)
言語:日本語
ページ数:本文162ページ(PDF)
付属:Excelデータセット
*発刊後、四半期ごとにアップデート情報を計3回配信予定