ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は3月22日、ゲーム開発スタジオのHaven Entertainment Studios(Haven Studios)の買収について、正式契約を締結したことを発表した。買収額を含む諸条件等については公表されていない。
Haven Studiosは、Ubisoft TorontoとMotive Studiosを創設し、世界的な大ヒットゲーム「アサシン クリード」シリーズの生みの親であるJade Raymond氏が設立したことで知られるゲーム開発スタジオ。
チームには「ザ・シムズ」シリーズ、「アサシンクリード」シリーズ、『レインボーシックス シージ』、「トゥームレイダー」シリーズ、「スターウォーズ バトルフロント」など、人気作に携わった開発者が業界から集結しているという。
SIEのゲーム開発会社の買収は、2021年9月のFiresprite、10月のBluepoint Games、12月のVALKYRIE ENTERTAINMENT、2022年2月のBungieと相次ぐ。今回の買収により、Haven StudiosはPlayStation Studiosの18番目のスタジオとして加入することとなる。
PlayStation.Blogに掲載されたJade Raymond氏の記事によると、現在Haven Studiosは未発表のIPのゲーム制作に注力しているとのこと。
SIE 社長 兼 CEOのジム・ライアン氏は、今回の買収について「Haven Studiosが現在注力しているオリジナルの大型マルチプレイタイトルは、プレイステーション5のパワーを最大限に活かすだけでなく、プレイステーションならではの多彩なゲーム体験を拡充させるものです」とコメント。Haven Studiosによる新作は、コンソール時限独占タイトルになる可能性が高いようだ。