『ドラゴンクエストタクト』1.5周年施策等でAimingの1Q売上高が前四半期比16.7%増 ただし前年同期比では減収減益 

 Aimingは4月28日、2022年12月期 第1四半期(22年1月~22年3月)の決算を発表した。

 第1四半期は、売上高33億4,200万円(前年同期比5.5%減)、営業利益3億3,600万円(同40.6%減)、経常利益3億3,800万円(同35.0%減)、四半期純利益2億8,400万円(同34.7%減)で減収減益となった。

▲画像はAiming  2022年12月期第1四半期決算説明資料より<クリックで拡大>

 減収減益だったものの、期初の業績予想を上回る結果に。売上高が7.0%、営業利益が20.2%、経常利益が20.9%、純利益が15.9%上回る着地となった。

 第2四半期業績予想では、売上高は『ドラゴンクエストタクト』1.5周年施策の反動により前四半期比で15.0%の減収となる見通し。営業利益についても、開発中案件の対応による人件費、外注費の増加および売上高の減少により、前四半期比40.0%減の利益予想とした。

▲画像はAiming  2022年12月期第1四半期決算説明資料より<クリックで拡大>

 これにより、2022年12月期 第2四半期(2022年1月11日~2022年6月30日)までの通算では、売上高61億8,300万円(前年同期比1.7%増)、営業利益5億3,800万円(同43.6%減)、経常利益5億4,000万円(同40.4%減)、純利益4億5,500万円(同40.8%減)となる見込み。

  

『ドラゴンクエストタクト』1.5周年施策を実施

 Aimingは『剣と魔法のログレス いにしえの女神』や『CARAVAN STORIES』(キャラバンストーリーズ)、『ドラゴンクエストタクト』などを手掛ける企業。モバイル向けMMORPGや人気IPを活用したタイトルを中心に開発・運営を行っている。

 同期間、売上高では同社の主力タイトルである『ドラゴンクエストタクト』の1.5周年イベント等により前四半期比16.7%増となったが、前年同期比では5.5%減。収益のうち、人件費、外注費等の増加もあり前年同期比で減益となっている。

 『ドラゴンクエストタクト』ではリリースから1.5周年を迎えた1月16日以降、数ヶ月にわたって記念施策を展開。

 具体的には、新規ユーザーの呼び込み、休眠ユーザーの復帰施策としてTVCMの放映、および最大100連無料のガチャ開催などが実施され、アクティブユーザーの⼤幅増加に繋がった。

▲1.5周年のTVCMやキャンペーンでは、魔剣ピサロに扮した俳優の城田優氏が出演。

 マネタイズの柱であるガチャ施策では、48時間限定で特別なSPスカウト(ガチャ)が毎日登場する「48時間限定!1.5周年記念WピックアップSPスカウト」を開催。期間中に対戦コンテンツ「ギルド大会」も行われたことから、ARPPU(Average Revenue Per Paid User=課金ユーザーひとり当たりの平均課金額)が増加したようだ。

▲全7弾が開催され、2体のキャラクターが同時にピックアップされた。

 1.5周年施策の始動後、App Storeのセールスランキングでは2位まで浮上。無料DLランキングも圏外から大幅にランクアップしており、新規ユーザーの流入が見られた。

▲画像はアプリ分析ソリューション「LIVEOPSIS」より。※クリックして拡大。

 そのほかの主要タイトルでは、『剣と魔法のログレス いにしえの⼥神』が正月イベント、シナリオ追加などを実施し、課⾦率、ARPPUを維持したもののアクティブユーザーは減少傾向に。

 『CARAVAN STORIES』は新キャラクターの追加、季節イベントなどを実施し、PS4版はARPPUが減少も課⾦率、アクティブユーザーを維持。スマホ版はARPPUを維持するも、課⾦率、アクティブユーザーが減少傾向。

 

新作パイプラインが成長戦略のカギか

 第2四半期以降、Aimingが展開する新作パイプラインは6本。そのうちスマホ向けアクションの『キャラスト 魔法学園』が4月14日に事前登録を開始したのち、4月25日に正式リリースされた。

 『キャラスト 魔法学園』は同社が提供する『CARAVAN STORIES』から8年前の世界を舞台にしたスピンオフタイトル。ドラッグ&オートアタックの簡単操作を売りに、カジュアルな作りを採用している。

 今後配信予定の新作はほかに、LiTMUS(UUUM 子会社)との共同タイトル(配信日・タイトル未定)や『新作アニメ系 プロジェクト S』(配信日・タイトル未定)などをはじめ、アニメ「銀河英雄伝説 Die Neue Thes」を題材にしたストラテジー『銀河英雄伝説 Die Neue Saga(仮)』の開発にも着手しているという。

 新規IPの創出を目指しつつ、人気IPを活用したタイトルの開発も並行して進めている形だ。

【関連記事】
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 また、制作/運営受託タイトルとして新規ゲームのプロトタイプ開発(詳細不明)のほか、KLabから「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」アニメーションシリーズを題材にしたタイトルを受託している。

 Aimingは新規サービスの配信による成長戦略を掲げている。上記に挙げた新作群について、前四半期から動きがあったのは『銀河英雄伝説 Die Neue Saga(仮)』の開発着手に関する発表のみに留まっているため、同作を含めて詳細が気になるところだ。

▲画像はAiming  2022年12月期第1四半期決算説明資料より<クリックで拡大>

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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