角川ゲームスは、同社の代表取締役社長を務めた安田善巳氏、および取締役の冬野智氏が独立して設立する新会社に対し、角川ゲームスの一部事業を会社分割により承継することを発表した。
新会社であるDragami Games(ドラガミゲームス)には、「ラングリッサー」や「超兄貴」などのIPを保有する株式会社エクストリームが第三者割当増資引受に関する基本合意を締結。同社より、コンシューマ向けタイトルにおける以下の知的財産権が角川ゲームスから新会社に譲渡されることが報告されている。
【譲渡予定の知的財産権一覧】
- 『ロリポップチェーンソー』
- 「デモンゲイズ」シリーズ
- 『NATURAL DOCTRINE』
- 「GOD WARS」シリーズ
- 『The Lost Child』
- 「√Letter」 シリーズ
- 「LoveR」 シリーズ
- 『Root Film』
- 『Relayer』
エクストリームは「まじめに面白いを創る会社。未来の楽しいを造る会社。」を企業コンセプトに、クリエイター・エンジニアのプロダクションカンパニーとして、ゲーム・デジタルコンテンツなどの企画・開発業務を行う会社。Dragami Gamesへの資本参加には、同社のコンテンツプロパティ事業におけるサービスラインナップの拡充を目的に挙げている。
安田善巳氏は角川ゲームス代表取締役社長、フロムソフトウェア代表取締役会長などを歴任し、『ロリポップチェーンソー』や「GOD WARS」シリーズ、「√Letter」 シリーズなど、新会社に承継されるコンテンツを含む多くのタイトルを手掛けてきたゲームクリエイター。
独立に際して、角川ゲームスが保有する知的財産権(著作権・商標権・ゲームデータ・ソースコードなど)、固定資産、仕掛品及び販売権を譲受する形であるため、同氏が手掛ける人気シリーズの最新作についても今後が期待できそうだ。
会社概要
新会社名:株式会社Dragami Games(ドラガミゲームス)
会社設立日:2022年5月13日
代表者:安田善巳