Nordisk Gamesは7月12日、イギリスのゲーム開発会社Supermassive Gamesの買収を発表した。同社が100%株式を持つ3番目の完全所有スタジオとなる。買収額は明らかにされていない。
なお、2021年3月にはNordisk Gamesが同スタジオの30.7%の株式を取得しており、今回の買収はそれに続くもの。
デンマーク・コペンハーゲンに本拠を置くNordisk Gamesは、北欧の大手メディアグループであるEgmontの傘下にあるエンターテインメント企業Nordisk Filmが所有する投資企業。
ヨーロッパのゲームスタジオに株式投資を行っており、「ジャストコーズ」シリーズで知られるAvalanche Studios Groupや、『Trailmakers』のFlashbulb Gamesをはじめ、Star Stable Entertainment、Nitro Games、MercurySteamといったスタジオの株式を所有している。
買収が発表されたSupermassive Gamesは、『UNTIL DAWN -惨劇の山荘-』、「THE DARK PICTURES」シリーズ、『クアリー ~悪夢のサマーキャンプ』など、映画的な表現が特徴のストーリー主導型ホラーゲームを多数開発しているスタジオ。2008年に設立され、300人以上のスタッフを抱えている。
今後はNordisk Gamesによるサポート体制を強化し、Supermassive Gamesの得意とするストーリー主導型の作品をさらに発展させていく方針。