Ubisoft、2023年3月期第1四半期の売上高は約444億円で前年同期比9.8%減 F2Pタイトルへの取り組みが活発化

 Ubisoftは7月21日、2023年3月期第1四半期の決算報告書を公開した。売上高は約3億1,820万ユーロ(約444億円)で前年同期比9.8%減、受注額は2億9,330万ユーロ(約410億円)で同10%減となり、いずれも減少している。

 報告によると、前年同期比で減少しているものの、第1四半期の業績は目標を若干上回る数値。受注額は目標の約2億8,000万ユーロを上回り、好調な推移とされている。なお、第2四半期の受注額は2億7,000万ユーロ程度となる見込み。

 第1四半期は、『レインボーシックス シージ』や「アサシンクリード」フランチャイズ(特に直近の『オリジン』、『オデッセイ』、『ヴァルハラ』の3作)が引き続き主力タイトルとして売上を牽引した。

 また、基本プレイ無料タイトル(F2P)に関する取り組みが非常に活発だったことも報告されている。モバイル向けの『エックスディファイアント』、『レインボーシックス モバイル』や、PC/コンソール向け『ディビジョン ハートランド』など複数タイトルのテストフェーズが実施され、参加したユーザーから好評を得ているという。

 加えて、モバイル向けF2P『The Division Resurgence』のリリースも予定。「ディビジョン」フランチャイズの世界観を引き継いだスピンオフタイトルとして、こちらも期待感を示している。

 一方、「アバター」原作のアクションADV『Avatar: Frontiers of Pandora』が2023年~2024年への発売延期となり、また、未発表のプロジェクトも2022~2023年の予定から2023~2024年の発売に延期。

 さらに、Oculus(VR)向け『ゴーストリコン フロントライン』、PC/コンソール向け『スプリンターセルVR』と未発表タイトル2作の、合計4プロジェクトが中止となっている。

 延期および中止されたタイトルはいずれもコンソールやPC、VRプラットフォーム向けの作品。延期理由には主にコロナ禍の影響が挙げられており、制作の規模や開発期間の長さにより開発コストが高くなっていることがうかがえる。

 Ubisoftは現在、コストの最適化やチームの柔軟性・生産性を高めるための労働環境改善に取り組んでいることを報告している。ひとまず、今後リリース予定のラインナップからは、同社がモバイルゲームに活路を見出している様子が見て取れる。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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