マイクロソフトは7月26日、2022年6月期 第4四半期(4~6月)の決算、および通期の決算を発表した。ゲーム収益が若干減少したものの、第3四半期に引き続きGame Passが伸長していることを報告している。
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第4四半期、売上高519億ドル(約6兆9,587億円)で前年同期比12%増、営業利益205億ドル(約2兆7,486億円)で同8%増、純利益167億ドル(2兆2,391億円)で同2%増を記録。
あわせて、通期では売上高1,983億ドル(約26兆5,881億円)で前期比18%増、営業利益834億ドル(約11兆1,823億円)で19%増、純利益727億ドル(9兆7,498億円)で19%増となった。
ゲーム分野の売上高は前年同期比7%の減収となり、Xboxのハードウェアの売上高が11%減、Xboxのコンテンツおよびサービスの売上高が6%減少。一方でGame Passのサブスクリプションは伸長し減少を一部相殺したという。

また、同社のクラウドゲーミングサービス「Xbox Cloud Gaming」においては、5月にEpic Gamesとの提携を発表し、『Fortnite』を各デバイスでストリーミングすることが可能に。
加えて6月にはサムスンのスマートテレビが搭載するクラウドゲームプラットフォーム「Samsung Gaming Hub」との提携も開始。これにより、Xboxのゲームをゲーム機なしでストリーミングすることも可能となった。現在までに、400万人以上が「Xbox Cloud Gaming」を通じてゲームをプレイしており、そのうち100万人以上は新規ユーザーの流入だという。
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マイクロソフトは今後、ファーストパーティコンテンツの減少によりゲーム分野ではさらに1桁台前半から半ばの減少を見込んでいるが、Game Passの加入者は引き続き増加すると予測している。