Scopely、フィンランドの開発会社Kitka GamesからマルチプレイACT『Stumble Guys』を買収 

 米Scopelyは、フィンランドの開発会社Kitka GamesがPC(Steam)とiOS/Android向けに配信しているマルチプレイアクション『Stumble Guys』を買収したことを発表した。買収額などは未公開。

 Scopelyは米国に本拠を置くモバイルゲーム開発会社。中世をテーマにしたストラテジー『Kingdom Maker』(日本未サポート)やマーベルの世界観を基にしたターン制RPG『MARVEL ストライクフォース – コマンドバトルRPG』、そしてカジュアルなワードパズル『Scrabble GO』など、さまざまなジャンルの作品を保有している。この買収により、同社のポートフォリオを拡充し、さらに新しい層とジャンルへの参入を図る。

 今回買収された『Stumble Guys』は、パーティゲームとして地位を確立しているマルチプレイアクション『Fall Guys: Ultimate Knockout』の模倣作としてモバイル向けにリリースされた作品。公式の紹介によれば世界中で毎日2,000万人以上のプレイヤーがプレイし、10億時間以上のプレイタイムを記録している。

 開発元のKitka Gamesはフィンランドのカヤーニに拠点を置く8人の小さなゲームスタジオ。今年7月には同社が制作した『Stumble Guys』が累計1億6000万DL、生涯収益2100万ドルを記録する(関連記事)など、モバイルゲーム市場に溢れる模倣作の中でも成功したタイトルのひとつとなっていた。

 ただ、そのゲーム性やビジュアルが(タイトルも)、基となった作品である『Fall Guys』に酷似している点から、今後さらなる展開を行っていく際に、同作の開発元であるイギリスのゲームスタジオMediatonicやその親会社Epic Gamesがどのような対応を見せるのかは、要注目となりそうだ。

▲『Fall Guys』
▲『Stumble Guys』

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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