韓国ネットマーブル、第3四半期までの業績が85億円の赤字に 大型新作『セブンナイツレボリューション』が振るわず

 ネットマーブルジャパンは、本社・韓国Netmarble Corpの2022年第3四半期(2022年7月~9月)の業績が、連結売上701億円(YoY14.4%、QoQ5.1%)、EBITDA(償却前営業利益)21億円(YoY-64.4%、QoQ-3.3%)、営業損失38億円(YoY赤字転換、QoQ赤字継続)、当期純損失280億円(YoY赤字転換、QoQ赤字継続)を記録したことを発表した。

 2022年第3四半期までの累積(2022年1月~9月)では、売上2,004億円、EBITDA 89億円、営業損失85億円となった。

※YoY=前年同期比、QoQ=前四半期比
※第3四半期間までの累積平均為替レート 1ウォン=0.1009円 をもとに換算。

 第3四半期の海外売上は585億円を記録し、全体売上の83%を占めた。地域別の売上比重は北米48%、韓国17%、欧州13%、東南アジア9%、日本7%、その他6%と多角化したポートフォリオを維持している。

 7月28日に韓国で正式リリースした『セブンナイツレボリューション』が期待していたほどの成果を上げることができず、為替レート上昇にともなう外貨借入金関連換算損失も大幅に増加したことで実績不振が続いた。

▲日本におけるリリースは未定。

 ネットマーブルは年内に『シャーロットのテーブル』、『KOF ARENA』、『PARAGON: THE OVERPRIME』(アーリーアクセス)など3つの新作をリリースする予定。また、11月17日に開幕する韓国最大のゲームショー「G-STAR 2022」では、『PARAGON: THE OVERPRIME』、『アスダル年代記』、『俺だけレベルアップな件:ARISE』、『HypeSquad』など4作品を披露する予定だ。


▲第3四半期のIR資料より。

 ネットマーブルのクォン・ヨンシク代表は「人件費、マーケティング費上昇、新作リリース遅延、リリース作の成果不十分などの要因で3四半期連続で不振な実績を記録した。第4四半期リリース予定の新作タイトルの競争力を最大限高め、肯定的成果を得られるよう最善の努力を尽くす考え」とコメントしている。

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