Cygames 2022年9月期、売上高1,884億円に 同社の今年・来年の動向も総まとめ

 Cygamesは、2022年12月12日付の官報に第12期(2022年9月期)決算を掲載した。

 売上高は1,884億8,800万円(前期比15.1%減)、営業利益541億9,100万円(同39.8%減)、経常利益537億3,600万円(同40.8%減)、純利益358億1,200万円(同43.9%減)となり減収減益。

 前期に投入した『ウマ娘 プリティーダービー』の勢いが落ち着いた反動により大幅に減益となったが、それでも高い水準を維持。

 上述の『ウマ娘』に加え、『グランブルーファンタジー』、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』、『Shadowverse』、『プリンセスコネクト!Re:Dive』といった強力なポートフォリオが下支えになっているものと見られる。

▲昨年2021年9月期までの売上高推移。『ウマ娘 プリティダービー』の爆発的ヒットで売上高2,221億円を記録した。2022年9月期は大型タイトルの投入はなかったものの、1,884億という依然高い売上高を記録している。

 ライセンス事業においても『ウマ娘』は今期、韓国語版・繁体字中国語版をリリース。それぞれカカオゲームズ、Komoe Gameが現地パブリッシングを手掛け、上々な初動を記録した。12月にはハーフアニバーサリーを迎え、更なる盛り上がりが期待される。

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 また、DCG『Shadowverse』のリアルカードゲーム「Shadowverse EVOLVE」も4月より展開。企画・開発は引き続きCygamesが担当し、製造・販売・運営をブシロードが担当している。

 「Shadowverse EVOLVE」は発売後、各ショップで完売するなど好調。商品発売以外にも、大会や全国初心者講習会なども開催し、盛り上がりを見せた。これをひとつの要因として、ブシロードは2022年6月通期の決算において、過去最高の売上・利益を記録したことを報告している。

 コンシューマにおいては、2019年1月にサービス終了したモバイル向けRTS『リトル ノア』のIPを活用して、コンシューマ向けの横スクロールローグライトアクション『リトル ノア 楽園の後継者』として6月28日にリリース。9月には、世界累計販売本数が10万本を突破している。

 

 なおCSRの取り組みとしては、「企業版ふるさと納税」を活用した佐賀県への寄付(関連記事)や、猫の健康に関する研究への支援(関連記事)、引退競走馬の支援を行う引退馬協会への寄付(関連記事)などを実施。かねてより取り組んでいる地方創生や各種支援に加えて、馬事振興への活動も強めている。

 第13期(2023年9月期)、「ウマ娘」IPは継続的な新キャラクター追加により登場数が100人以上となったゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』を軸に、コンテンツをより強化していく方針。

 これまでに、既に配信されているショートアニメシリーズ「うまゆる」をはじめ、さらなる新作アニメーションの制作、LIVEイベント「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE」(2022年11月5日、6日にベルーナドームで開催)などが始動している。

 

 「Shadowverse EVOLVE」についても、更なる展開を予定。加えて、英語版の発売も2023年に控えている。

 

 一方、任天堂とCygamesが共同運営するスマートフォン向けARPG『ドラガリアロスト』は、11月30日に4年間続いたサービスを終了することが決定(関連記事)。

 11年の長期運用タイトルであるブラウザ/モバイル向けソーシャルゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ』も2023年3月30日をもってサービス終了予定となり、後続のモバイル向けリズムゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』を中心に据えるなど、運用タイトルの新陳代謝も図る。

 コンシューマの分野においては「メタルマックス」のリブート作『METAL MAX PROJECT』(関連記事)や2023年内発売に延期した『グランブルーファンタジー リリンク』(関連記事)のほか、完全新作アクションの『Project GAMM』(関連記事)など、既存IP・新規IP共に計画。『リトル ノア 楽園の後継者』の成功に続き、AAA規模でのヒット作創出も期待される。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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