中国・テンセントが、韓国のゲームスタジオ「SHIFT UP」の株式20%を取得したと現地メディアが報じている。
報道によると、テンセントは今回の株式取得により、SHIFT UPの創業者であるキム・ヒョンテ氏に次ぐ2番目の出資比率となったという。
『デスティニーチャイルド』などでも知られるSHIFT UPは近年、テンセントのグローバルブランドであるLevel Infiniteが配信する放置系シューティングRPG『勝利の女神:NIKKE(ニケ)』の開発会社として注目を集めている。
『NIKKE』は11月にグローバルで配信を開始すると、リリースからわずか1ヶ月で、1億ドルの収益を達成。
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コンシューマ向けには現在、PS5用アクションADV『Stellar Blade』(当初Project Eveとして発表された)の開発が進行中となっている。
直近のテンセントはグローバル展開を強めており、今回の買収においても、世界のゲーム市場においてプレゼンスを拡大することを目的としている。
8月にはテンセント子会社Sixjoyがフロム・ソフトウェアの株式を取得し16.25%の持株比率に。9月には、Ubisoft子会社Guillemot Brothersの経済株49.9%を取得し、出資を約429億円に拡大した。
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