米・アタリ(Atari)は12月16日、2023年3月期の上半期(2022年4月1日~2022年9月30日)における決算を発表した。上半期、売上高は430万ユーロ※(約6億円)となり前年同期比27%減となった。
※アタリは株式市場をユーロネクスト・パリのグロース市場に移管
事業ごとの売上高はゲーム部門が280万ユーロ(約3億9,500万円)で前年同期比10%増となるも、ハードウェア部門が20万ユーロ(約2,800万円)となり同92%減、ライセンス部門が60万ユーロ(約8,500万円)となり同18%減。
一方、ブロックチェーン部門は70万ユーロ(約9,900万円)で同101%増を記録し、大きく差はあるもののゲーム部門に次ぐ規模に成長。
アタリは期間中、同社のブロックチェーンエコシステムであるAtari Xの基礎を築くことに注力。The Sandbox (ザ・サンドボックス)との提携をはじめとした、Web3パートナーとのコラボレーションやパートナーシップを含む活動を行い、NFT販売で一定の成果を収めた。
今後、さらに新たなNFTの展開や新作ゲームの共同制作を行うほか、低迷した事業部門の立て直しに取り組む方針。現在、新戦略の強化を目的としてIrata社およびWade J. Rosen氏が主導する株式の公開買付けを実施している。