『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)や『VALORANT』の開発・運営で知られるライアットゲームズは、SoLa ImpactのI CAN Foundationへ200万ドル以上の出資を行ったことを発表した。
今回の出資により、SoLaのBeehiveキャンパスには14,000平方フィートのeスポーツ施設「テクノロジーとアントレプレナーシップ・センター」が建設。サウスロサンゼルスのコミュニティーに無料でテクノロジー教育を提供しているSoLaに運営資金を出資することで、情報格差を大幅に埋めることを目的としている。
施設内にて学生は、コーディングやアニメーション、グラフィックデザイン、デジタルコンテンツ作成、eスポーツ開発、起業家精神、そして実践的な生活と仕事のスキルなど、幅広い分野の訓練ができるようになっているとのこと。
Social Impactのディレクターを務めるJeffery Burrell氏は、今回の出資について、「テクノロジー教育と経営技術を、それを最も必要としている人々へ提供し続けてきたSoLaと提携できることを大変嬉しく思います」とコメント。施設のオープンは1月中を予定しており、サウスロサンゼルスの住民は施設を無料で利用できるとのことだ。
ライアットゲームズは過去に女性従業員らにセクシャルハラスメントや性差別について集団訴訟を受けていたこともあり、今回の投資によりネガティブなイメージを払拭したい狙いもあるだろう。
ライアットゲームズとSoLa I CAN Foundationは、年間で1,000人以上の学生にテクノロジー教育を提供していく予定。情報格差を解消し、未来の世代が科学、技術、工学、数学(STEM)の分野で有意義なキャリアを追求するよう促すことを長期目標に掲げている。