Nianticが『Campfire』というタイトルを商標出願していたことを、ゲームウェブサイト「Pocket Gamer」が報じた。Pocket Gamerは、Nianticが『Campfire』という新作タイトルの開発に取り組んでいる可能性が高いとみている。
これまでにNianticは、任天堂と共同で『Pokemon GO』や『Pikmin Bloom』などモバイル向け位置情報ゲームを手掛けてきた。『Campfire』がもしオリジナルIP作品であるとすれば、2013年12月にリリースされた『Ingress』以来の、自社単独による開発タイトルとなる。
『Campfire』が新作タイトルだと報じられた理由のひとつとして、Nianticが2021年11月に、投資会社Coatueより3億ドル(約346億円)の資金調達を行っていたことが挙げられるだろう。
発表当時、調達した資金は『ポケモンGO』などの現行タイトルやLightship開発者プラットフォームの拡大、新しいアプリへの投資などに使用するとしていた。Coatueからの資金調達と、今回の『Campfire』との関連性は十分に考えられる。
『Campfire』がどのような作品になるのかは定かではないが、Nianticが得意とする位置情報ゲームは、コロナ自粛による運動不足の問題と非常に相性が良い。『Pokemon GO』と『Pikmin Bloom』が世界中で人気を博した理由として、ゲームで楽しみながらウォーキングができるというのは外せないポイントだろう。
前述した作品のほか、日本ではスクウェア・エニックスとコロプラによる『ドラゴンクエストウォーク』や、『テクテクテクテク』の続編『テクテクライフ』も話題だ。移動により加盟店で商品の割引などに使用できるポイントがたまるアプリ『Miles』など、プレイヤーの生活スタイルに上手く溶け込むタイトルが多く登場している。
はたして『ポケモンGO』や『Pikmin Bloom』に次ぐ新たな位置情報ゲーム登場することになるのか。Nianticによる発表を期待して待ちたい。