米国、中絶に関する憲法上の権利が覆されたことに際してゲーム企業が続々と声明を発表 従業員の医療サポートを宣言

 6月24日、米連邦最高裁判所が1973年に人工妊娠中絶を女性の権利として認めた「ロー対ウェイド事件判決」を覆し、人工妊娠中絶を憲法上の権利として認めない判断を示した。このため、中絶に関する法律が各州で独自に制定できる状況となり、米国は大きく揺れている。

 そのような状況の中、米国に従業員を抱えるゲーム企業がこの判決に際して、従業員への支援を表明する声明を発表。

 判決に先んじて支援声明を発表したUbisoft(関連記事)やBungieをはじめ、SIEサンタモニカスタジオ、マイクロソフト、アクティビジョン・ブリザード、エレクトロニック・アーツ(EA)、Nianticなどの企業が続々と公式WebサイトやTwitterを更新した。

 ほかにも『Among Us』の開発元であるInnersloth、『ラチェット&クランク』などで知られるInsomniac Games、『スカルガールズ』のスタッフによるFuture Club、『アンチャーテッド』のNaughty Dogといった多くのスタジオが声明を出している。

 こうした企業のほとんどは「生殖に関する選択は自由であるべき」として、必要な医療を受けられるようにサポートを行うことを宣言。Webサイトでは各種支援団体へのリンクを掲載するなど、呼びかけを行っている。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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